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レイブンズQBジャクソン庇護下の団体へ寄付するビルズファン

2021年01月18日(月) 12:36

バッファロー・ビルズのジョシュ・アレン【AP Photo/Jeffrey T. Barnes】

ビルズマフィアがまたしてもやってくれた。

バッファロー・ビルズは四半世紀もの間待ち望まれたポストシーズンでの勝利に続き、2度目の勝利を現地16日(土)にホームで挙げている。この日、太っ腹で知られるビルズファンは一段とその寛大さを示した。ビルズはディビジョンラウンドでクオーターバック(QB)のラマー・ジャクソン率いるボルティモア・レイブンズを17対3で下している。ニューヨーク西部のサポーターたちはジャクソンの健闘を称え、彼の庇護下にあるチャリティー団体に寄付を行った。

ジャクソンが大学生活を送ったケンタッキー州ルイビルを拠点とする非営利団体“Blessings in a Backpack(ブレッシングス・イン・ア・バックパック)”は、週末に子どもたちがお腹を空かせないよう、連邦政府のプログラムを通して平日に食事を提供している。ビルズのサポーターたちが寄付の対象としたのがこの団体だ。

「一流の行い: AFCのディビジョンラウンドで脳しんとうにより退場したラマー・ジャクソンがひいきにしているチャリティー団体に#BillsMafiaが寄付」

土曜日の敗戦で脳しんとうを起こして第3クオーターに試合を去ったジャクソンは、250人の子どもたちの1年分の食事に相当する2万5,000ドル(約260万円)を2018年に同団体へと寄付している。

特定の選手がひいきにするチャリティー団体にビルズファンが寄付するのは今に始まったことではない。2018年1月、当時シンシナティ・ベンガルズのクオーターバック(QB)だったアンディ・ダルトンがワイドレシーバー(WR)タイラー・ボイドへのタッチダウンパスを成功させ、レイブンズを下した。これによりレイブンズはプレーオフ戦線から離脱し、ビルズが18年振りのプレーオフ進出を決める。ダルトンを称えたビルズファンは、“Andy and Jordan Dalton Foundation(アンディ・アンド・ジョーダン・ダルトン財団)”のために41万5,000ドル(約4,300万円)以上を集めた。そして今シーズンの11月には、試合前日に亡くなったQBジョシュ・アレンの祖母をしのび、バッファローにあるオシャイ小児病院に向けてアレンの背番号にちなんだ17ドル単位での寄付を募った。以来100万ドル(約1億370万円)を超える額が集まっており、病院の1棟にはアレンの祖母の人生を祝して、彼女の名前がつけられている。

20年近くプレーオフから締め出され、AFCタイトルゲームからは四半世紀、ビルズスタジアムからは2020年のレギュラーシーズンを通して締め出されながらも、ビルズマフィアは全米のスタジアムと学校でその存在感を発揮している。

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