2021年は現場を離れることに“傾く”イーグルス元HCペダーソン
2021年01月21日(木) 14:44フィラデルフィア・イーグルスがヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソンを解雇したのを受けて浮上してきた一つの疑問が、スーパーボウル優勝経験のあるコーチが今回の雇用サイクルで新たな仕事を見つけるのかだ。
今のところ、元イーグルスHCはそれほどの関心を集めていないようだ。
ペダーソンは『Philadelphia Inquirer(フィラデルフィア・インクワイヤラー)』のレス・ボーエンに「来年は休んで(その)次のシーズンに備える方に傾いている」と語っている。
今残っているHCの空席はヒューストン・テキサンズとフィラデルフィア・イーグルスのものだ。したがって、ペダーソンが有力候補となっている空席はない(これまでにペダーソンはどのチームともHC職のインタビューを行っていない)。
週末に『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じたところによれば、シアトル・シーホークスがペダーソンと攻撃コーディネーター(OC)職について話をしたという。
その後ペダーソンがボーエンに明かした内容を考えると、シーホークスの求めに応じる気はなさそうだ。
ペダーソンのイーグルスでの仕事は、ほぼクオーターバック(QB)カーソン・ウェンツの扱いに関する騒動や、マネジメントにおける方向性の不一致のうちに終わった。スーパーボウルでの勝利や5シーズンでプレーオフに3度進出したこともこれらの問題の解決にはおよばず、問題の深さが垣間見えている。
ペダーソンほどの経歴があれば、1シーズンを現場から離れて過ごした後の2022年にいずれかのチームでHCに就任する候補者に数えられるだろう。オーナーらは勝利を経験している候補者を好む。スーパーボウルを制覇しているペダーソンの経歴は、イーグルスでのトラブルを覆うのに十分だ。
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