「ロードに強い」と自認するバッカニアーズQBブレイディ、グリーンベイでの試合に意欲
2021年01月21日(木) 23:53グリーンベイ・パッカーズのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースがようやくランボー・フィールドでNFCチャンピオンシップゲームをプレーすることになり、現地24日(日)に控えるタンパベイ・バッカニアーズ戦の前評判はいやが上にも高まっている。グリーンベイの寒さは他の会場以上にホームチームに有利に働く。
しかし、バッカニアーズはブルブルと震えているわけではない。ブルース・エリアンス率いるクラブはプレーオフの2試合を含めてロードゲームで7連勝しており、ロードでの10試合のうち実に8回で勝利を挙げている。負けたのはニューオーリンズでの第1週とシカゴでの第5週のみだった。
「僕たちは最初の試合とシカゴでの試合を除いて、今年はずっとロードで好調だった」とバッカニアーズのQBトム・ブレイディは20日(水)にチームの公式サイトに語っている。「どういうわけかは知らないけど、いい仕事をしたと思うよ。そういう年がたまにあるんだよね。僕はそうではないチームのことも知っている」
「その強さを維持したいな。そうなったらうれしい。もう一回勝とうじゃないか。そのためにはチャレンジがある。何といっても相手は偉大なフットボールチームだ」
新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、試合が少数または無観客での開催となったことがこれまでロードチームの助けになってきた。だが、先週のグリーンベイで見られたように、少数のファンであっても敵を動揺させることはできる。
ブレイディにとってはこれが14回目のカンファレンスチャンピオンシップ出場であり、NFCでは初めてだ。AFCでの13回のうち、7回はニューイングランドでのホームが舞台だった(結果は6勝1敗)。ロードでペイトリオッツがチャンピオンシップゲームを戦った6回は3勝3敗という成績だった。
ロードのプレーオフ戦で6勝4敗のブレイディがもし勝利すれば、ジョー・フラッコが持つプレーオフロード戦7勝というNFL記録に並ぶことになる。過去2週間を含め、ブレイディがポストシーズンのロードゲームで10回しかプレーしていないというのは、ペイトリオッツがいかに20年もの間圧倒的だったかを物語っている。
“TB12”はランボー・フィールドでロジャース一行を倒すのに、集中力が必要なことを知っている。
「ロードでのプレーは、いいフットボールをすること、遂行、コミュニケーション、全ての基礎、ブロッキング、タックリング、スローイング――そういう全ての集大成だ」と彼は述べた。「素晴らしい環境だよ。リーグ内で最もクールなスタジアムの1つだ。彼らも楽しみにしている。僕たちも楽しみにしている。きっと素晴らしいフットボールゲームになるだろう」
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