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「うまくいかなければ常に後悔するもの」とFGの選択を嘆くパッカーズHCラフルアー

2021年01月25日(月) 13:06

グリーンベイ・パッカーズのヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアー【AP Photo/Matt Ludtke】

グリーンベイ・パッカーズは第4クオーターに2回のターンオーバーを強いられ、無得点にとどまっていた。しかし、このクオーターが後半に入ったとき、パッカーズはついにエンドゾーンに近づく。

そのときヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーが選択したのは、フィールドゴールだった。

当然、簡単な決断ではなかったはずだ。しかしながら、結果はパッカーズファンが現地24日(日)に行われたNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)戦の苦痛に満ちた終わりを思い出すとき、常に振り返らざるを得ない形に終わった。パッカーズが可能性の低そうな逆転を遂げるために必要としていたのは、タッチダウンと2ポイントコンバージョンだ。そのときパッカーズはバッカニアーズ側8ヤードラインで、ファースト・アンド・ゴールという状況にあった。パスインコンプリートが3回続いた後、重要な決断に直面したラフルアーHCは、メイソン・クロスビーを送り出して26ヤードのフィールドゴールを決めている。

このキックによって点差は5点に縮まった。だが、パッカーズがそれ以上迫ることはなかった。バッカニアーズは残り時間を消化し、第3ダウンでバッカニアーズにとって折よく発生したパスインターフェアランスによって、パッカーズのチャンスは潰えている。

タッチダウンを狙わなかった決断について、ラフルアーHCは「うまくいかなったときには、いつだって悔むものじゃないか?」と話した。

「3回のショットでヤードが稼げず、タッチダウンだけではなく、2ポイントも必要な状況だったというだけだ」

ロジャースは第3ダウンでワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスへのパスが失敗した際にランのチャンスもあったと認める一方、状況を踏まえて4度目のチャンスがあると考えていたとも明かしている。

第4ダウンになったとき、コールはロジャースの手を離れていた。

「それについては俺は決定していない」と話してから一呼吸おいて、ロジャースは「俺の決断じゃなかった。残り2分に近づいていて、タイムアウトが全部あるという状況での考え方としては理解している」と説明を続けている。

意味があると分析できるコールではあった。3回のタイムアウトと2ミニッツウォーニングが残っている中、3ポイントを獲得してバッカニアーズにボールを蹴り戻す。――しかし、結果としてパッカーズの追い風とはなっていない。接戦で3度のテイクアウェイを記録しながらも、パッカーズは4度目を追加することができなかった。

キックはバッカニアーズの選手をも驚かせている。

「正直言って信じられなかった。またそこに戻せるって保証はないんだから」とバッカニアーズのエッジラッシャーであるシャキール・バレットは語った。

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