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チーフス2選手のCOVID-19リスト入りは担当理容師の陽性結果が理由

2021年02月03日(水) 05:48

カンザスシティ・チーフスのデマーカス・ロビンソン【AP Foto/Orlin Wagner】

情報筋によると、現地1月31日(日)に2人のチーフス選手のヘアカットを手掛けた理容師が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査で陽性判定を受けた結果、第55回スーパーボウルまで6日と迫る中、ワイドレシーバー(WR)デマーカス・ロビンソンとセンター(C)ダニエル・キルゴアがリザーブ/COVID-19に入ることになったという。

ロビンソンもキルゴアも陽性ではなく、施術中は全員がマスクを着用していたといい、感染の可能性は低いと見られているが、施術時間の長さや距離感の近さゆえ、両選手とも理容師の濃厚接触者と認定され、リスト入りしている。

2人の選手は検査で陰性結果が続けばカンザスシティ・チーフスがタンパベイ・バッカニアーズと対戦する日曜日の決戦までに復帰できる見込みではあるものの、5日間の隔離が義務付けられているため練習には一切参加できない。チーフスがタンパに向かうのは試合前日の土曜日を予定している。

情報筋によれば、この理容師はチーフスのチーム施設に立ち入るにあたり、5日間連続で陰性結果を得ていたといい、施術前日の土曜日に受けたPCR検査は日曜日に陰性の結果が出ていたとのこと。当日、施設に入る直前に予防措置として迅速検査も受けているが、関係者の友人や家族らも検査を受けたため、結果に遅延が生じていた。個人防護具をダブルで着用していたものの、陽性結果が判明した際にはヘアカットを待つ選手たちの先頭に並んでいたキルゴアの髪をカット中だった。当該理容師は即座に退出となり、NFLオフィシャルとの面談で、前日にロビンソンのヘアカットも手掛けたことを報告した。

昨年12月18日、NFLはCOVID-19関連のプロトコルに複数のアップデートを加えた覚書を配布しており、「選手個々人によって雇われている理容師、パーソナルシェフ、カイロプラクター、マッサージ師、ストレッチアシスタントなど、チームサービス以外のサービスプロバイダー」が陽性結果となるケースが相次いでいると指摘、チームに対してサービスを提供する前に検査を実施することを強く推奨すると伝えていた。

チーフスのWRタイリーク・ヒルは月曜日に行われたスーパーボウルのオープニングナイトで「チーフスが理容師たちを施設に招き、全員を検査している。だから、みんながプロトコルに従って動いているのは確かだよ」と明かしている。

第55回スーパーボウルに先だって、選手たちは1日2回のCOVID-19検査を受ける。この1週間以上、両チームの選手に陽性者は出ておらず、2日時点で判明している最新の検査結果でも、チーフスの選手およびスタッフに陽性結果となった者はいない。

2020年シーズンの全試合でプレーしているロビンソンはレギュラーシーズンに合計45回のキャッチで466ヤードを稼ぎ、3タッチダウンを記録。AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップでは先発してバッファロー・ビルズ戦の勝利に貢献したが、ターゲットになることはなかった。キルゴアはレギュラーシーズンの7試合に出場(うち先発4試合)したほか、AFCの頂上決戦ではバックアップを務めた。故障者が相次ぐオフェンシブラインの中で、今週末はその役割がさらに大きくなると見られている。

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