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バッカニアーズがボートパレードでスーパーボウル制覇をお祝い

2021年02月11日(木) 09:12

タンパベイ・バッカニアーズのロブ・グロンコウスキー【AP Photo/Phelan Ebenhack】

タンパベイ・バッカニアーズのラジオ実況を担当するジーン・デッカーホフは現地7日(日)に開催された第55回スーパーボウルでアントニオ・ブラウンに放たれたタッチダウンパスの成功を受け、NFLにトム・ブレイディ以上に優れたパスを投げるクオーターバックがいるのかと驚きをあらわにした。

試合から3日後の水曜日、ブレイディのパスが再び炸裂した。

ヒルズボロ川で催されたバッカニアーズの第55回スーパーボウル制覇を祝すパレードで、200万ドル(約2億1,000万円)する所有のボートの船尾に立ち、ロンバルディ・トロフィーを高々と掲げてみせたブレイディ。その付近にいたボートではブレイディの人生で最も緊張を要する(かつリスキーな)投球を待ちわびていた。

マスク未着用のブレイディはトロフィーを手に勢いをつけながら、パスを成功させるべく距離感を測定、思い切りよく隣のボートに向かってパスを放っている。ブレイディの手を離れたロンバルディ・トロフィーは空中を舞い、待ち構えていた2人が無事にキャッチして周囲の人々を大いに沸かせた。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大が止まらない中で、ヒルズボロ川を下るバッカニアーズの多くは残念ながらマスクを着用しておらず、チームのファンは川岸の遊歩道や所有のボートで川に繰り出し、ロブ・グロンコウスキーが「スポーツ史上最大の偉業のひとつ」と評した成果を祝った。今回のパレードはタンパ市が主催して行われ、乗船中の飲食時以外のマスク着用要請、バスの乗車率50%制限、各船にサニタイザーとマスクを常備、第三者のボートはパレードボートから50フィート以上の距離を維持、選手とその家族のみが乗船、限られたメディアのみの参加といったCOVID-19プロトコルが適用されている。マスクなしだった人々の多くは飲み物を手にしていたが、マスク着用の要件は厳密にはあまり守られていないようだった。

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