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成長の余地はたっぷりあるとワシントンQBスミス

2021年02月18日(木) 15:43


ワシントン・フットボール・チームのアレックス・スミス【AP Photo/Keith Srakocic】

かつては不確実だったワシントン・フットボール・チームのクオーターバック(QB)アレックス・スミスの未来は、2020年にフィールド復帰につながった。

かつては足を失いかけ、日常生活にサポートを必要としていたスミスにとって単に祝福すべき復帰だったにとどまらず、実り多いシーズンであり、フィールドに戻ってからのスミスはさらに懸命にフットボールに取り組んできた。

『10 Questions with Kyle Brandt(10クエッション・ウィズ・カイル・ブラント)』に出演したスミスは「2年離れていたことや、けがしたこと、手術、そういうあらゆることに対して自分の足や体がどう反応するか、まったく分からなかった」と話している。

「自分がそれにどう応じるか分からなかった。ある日に出て行ってプレーするのは一つのことだけど、シーズンを通してそれを続けられるのか? とかね」

「そして、それが自分にとって一番励みになったことでもあったと思う。自分が思っていたよりももっと強く足を使うことができて、プッシュすればするだけ強くなっていったし、体の方も足に反応していた。不安材料になったどころか、自分はやれるという自信にどんどんつながったように感じている」

実際、スミスは8試合に出場(先発6回)してパス成功率66.7%を記録し、5勝1敗という成績でワシントンのポストシーズン進出を後押しした。本人が言うように力を抑えずに足を使ったスミスは、再度けがを負って戦線から離脱している。

幸いなことに、今回の負傷は大きな妨げにはならなかった。そして、2020年の経験はスミスを活気づけているようだ。

「最後に骨挫傷になってラスト2週間で苦しんだのはもちろん残念だったけれど、自分としては前のけがとは全く関係なかったのが良かった。だから、エキサイトしているよ。このオフシーズンに自分に何ができるか、ワクワクしている。自分には、足を骨折してからずっと疑問に思い、またできるか考えていたフットボールや人生についてのリストがあると感じている。このオフシーズンにはそこを追求したいね」

「もちろん、今はここでしばらくゆっくりし、妻――彼女は当然、この部分で意見を言うのにふさわしい――と一緒に過ごすし、そこから進んでいく。その決断を今ここでやろうと急いではいなくて、このオフシーズンの間にやりたいって感じだ。自分にはフィールド上でまだまだ成長できる余地があると感じている。今年あったことを踏まえてね」

そんなスミスの思いを受けて、もしやこれらのリストを完遂するために引退するのではないかと焦る者もいるかもしれない。しかし、2021年もフィールドでスミスを見たいと願っているファンにとって、一番大事なのは最後の言葉だ。NFLカムバック選手賞を受けたスミスは、復帰するだけで一つの目標を達成した。そして、仕事をキープできるほどのプレーを見せるという、また別の目標を達成した。ここでやめる理由があるだろうか?

ヘッドコーチ(HC)のロン・リベラはシーズンが終わって以来この件にコミットしておらず、スミスはいったいどこでプレーすることになるかの答えを見いださなければならない。しかし、スミス本人としては、チームが自分を維持する限りプレーを続けていく準備はできているようだ。

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