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ジャイアンツRBバークリー、ACL断裂は「人生最悪の瞬間だった」

2021年02月19日(金) 00:12

ニューヨーク・ジャイアンツのセイクワン・バークリー【AP Photo/Nam Y. Huh】

ニューヨーク・ジャイアンツのランニングバック(RB)、セイクワン・バークリーは2020年に25回ボールに触っただけでACL(前十字靱帯)を断裂してソルジャー・フィールドの芝に倒れ、第2週でシーズンを終えた。

伝説的ボクサーのマイク・タイソンと共同ホストのジェレミー・ピブンが配信するポッドキャスト『Hotboxin’ With Mike Tyson(ホットボクシン・ウィズ・マイク・タイソン)』に出演したバークリーは、その重いけがを受け入れるまでの苦悩について打ち明けている。

「ひざを痛めた時は――うそは言わない。あれは俺の人生で最悪の瞬間だった。特に最初の数日はな」と彼の言葉を『NJ.com.』が伝えている。「自分がコントロールできず、叫ばずにいられなかった。“なんで俺? なんで俺なんだ? なんで俺なんだよ?”って」

2018年に攻撃部門の年間最優秀新人賞に選ばれたバークリーは2019年にハイアンクルの捻挫で3試合を欠場し、いくらか快活さを失っていた。だが、それもACLを断裂した時ほど彼を打ちのめしはしなかった。

バークリーによると、けがの後、RBコーチのバートン・バーンズの言葉が悲しみから気持ちを切り替える助けになってくれたという。

「気付いたら3日がたっていて、“それがどうした、これからどうする”って感じになったんだ」とバークリーは話した。「これは、コーチのバーンズがいつも俺に言っている格言なんだ。起きてしまったことはしょうがない。逆境は弱い人間をさらに弱くし、強い人間をさらに強くする。だから、自分がどっちの側になりたいかを選ばなきゃならないんだ」

バークリーはあまりにも長くシーズンを休んでいたため、彼がランとパスの両方でゲームを変えられる選手だということを忘れがちだ。昨シーズンにプレーした1度きりのフルゲームで、彼は全力のピッツバーグ・スティーラーズ守備陣に阻まれた。しかし、第2週にけがをする直前まで、序盤の印象的な18ヤードの疾走を含めて、大きく盛り返す兆しを見せていた。健康体であれば、彼はジャイアンツの攻撃における最大の武器となる。どんなオフェンスでも、一番のプレーメーカーを取り除いてしまえば、残りの部隊は昨シーズンの大半での“ビッグブルー”のように苦しむことだろう。

24歳のバークリーは引き続き、ACL断裂からの復帰に向けて前進している。2021年にバークリーが完全復活すれば、特にクオーターバック(QB)のダニエル・ジョーンズを含む残りのオフェンスは、重要な年に改善のチャンスをつかむことができるだろう。

たとえ復帰後の自分が以前の自分に届かなかったとしても、それは努力が足りなかったせいではないとバークリーは述べた。

「何がどうなろうと、復帰した時に俺が思い描いたようにならなかったとしても――そういう想像はしていないからならないとは思うけど――俺は自分が正しい状態でいられるように必要なことを全てやると分かっている。賢く、正しい方法で、より良くなって復帰できるようにやることをやる」とバークリーは述べた。「もしそれが可能じゃなかったとしても、少なくとも俺は鏡で自分を見て、ワークエシックを貫き、小さいことにも取り組んで、それができる一番の自分になれるように大事なことを全てやったと自分に言い聞かせることができる」

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