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イーグルスがQBウェンツをコルツにトレード、ドラフト指名権2つを獲得

2021年02月19日(金) 03:03


フィラデルフィア・イーグルスのカーソン・ウェンツ【AP Photo/Al Drago】

フィラデルフィアのカーソン・ウェンツ騒動に終止符が打たれた。

現地18日(木)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが情報筋の話として、フィラデルフィア・イーグルスが2021年ドラフト3巡目指名権と条件付き2022年ドラフト2巡目指名権と引き換えに、クオーターバック(QB)ウェンツをインディアナポリス・コルツに引き渡すことで同意したと報道。

ガラフォロによると、2022年の2巡目指名権につけられた条件は、ウェンツが2021年にスナップの75%をプレーした場合、もしくは、70%でもコルツがプレーオフに進出した場合は1巡目指名権になるという。

第一報を伝えたのは『ESPN』だ。

ただし、今回のトレードは新しいリーグイヤーが始まる3月17日(水)までは最終決定とならない。

コルツはヘッドコーチ(HC)を務めるフランク・ライクとウェンツの関係性から、ウェンツの行き先として候補に挙がっていたチームだ。ライクHCがイーグルスの攻撃コーディネーター(OC)を務めていた2016年から2017年にかけて、ウェンツはベストシーズンを過ごしている。低迷に苦しむウェンツの流れを好転させられるとすれば、それはライクしかいないと言えるだろう。

2020年シーズン、フットワークも意思決定も正確性にも苦しんだウェンツは最終的にベンチに下がり、QBジェイレン・ハーツに先発の座を明け渡した。その判断を下したダグ・ペダーソンはヘッドコーチを解任されてすでにチームを去っている。

契約延長から2年でウェンツをトレードに出すことで、イーグルスは2021年のサラリーキャップに3,382万ドル(約35億7,400万円)のデッドマネーを抱えることになる。これはQBジャレッド・ゴフの2,220万ドル(約23億4,600万円)を抱えるロサンゼルス・ラムズを抜き、NFL史上最高額のデッドキャップヒットだが、このデッドマネーを引き受けようという意欲は、コストやリターンに関係なく、ウェンツの餌を切ろうというイーグルスの願望を強調していると言えよう。

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