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2021年のサラリーキャップ下限が約190億円に引き上げ

2021年02月19日(金) 09:19


NFLロゴ【Ric Tapia via AP】

2021年のNFLサラリーキャップの下限が改められた。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが現地18日(木)に状況を知る人物の話を元に報じたところによれば、NFLが各チームに覚書を送り、NFLPA(NFL選手会)との話し合いを受けてサラリーキャップの限度を1億7,500万ドル(約185億円)から1億8,000万ドル(約190億2,000万円)に引き上げる旨を通知したという。

この覚書には次のように記されていた。

「ご承知の通り、パンデミックの中での運営に対処するべく昨夏にNFLPAと交渉した合意では、2021年のサラリーキャップの下限は1億7,500万ドルとされていた。選手会との話し合いで2020年の実際の収益と2021年の予測動員数を取り上げた結果、2021年リーグイヤーのサラリーキャップを最低で1億8,000万ドルとすることで合意した」

「これは最終的な2021年リーグイヤーのサラリーキャップではない。2021年のサラリーキャップは最終的な2020年の収益や、その他の監査報告、会計調整にしたがって定められる。この合意は単純に2021年のサラリーキャップの最小値をクラブあたり500万ドル増やし、1億7,500万ドルから1億8,000万ドルにするものだ」

「サラリーキャップが定まり次第、ただちに各チームに報告する」

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、サラリーヤップは2020年の1億9,820ドル(約209億5,000万円)から大幅に縮小すると見られていた。何年も数千万ドル単位でサラリーキャップが上昇してきた後、今季は急落が予想されている。新たな下限が設けられたことで、その度合いがいくらか和らぐだろう。

公式なキャップが決定されるまでは、各チームは2021年のフリーエージェンシー(FA)に対応する上で使える額を正確に把握できない。少なくとも、3月17日(水)の新リーグイヤー開始を前に、チームにはサラリーキャップの最少額というスタート地点が与えられた状態だ。

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