選手たちは「残留を望むはず」とバッカニアーズHCエリアンス
2021年02月19日(金) 10:29第55回スーパーボウルを制したタンパベイ・バッカニアーズの首脳陣にとって、次のタスクは勝利に貢献した才能たちの多くをチームにとどめることだ。
クリス・ゴッドウィン、シャキール・バレット、ラボンテ・デービッド、ロブ・グロンコウスキー、エンダマカン・スー、レナード・フォーネットらはもうすぐフリーエージェント(FA)になるビッグネームの一部に過ぎない。
現地19日(金)に行われる“Arians Family Foundation(エリアンス・ファミリー基金)”のイベントを前に、木曜日に『95.3 WDAE Radio(95.3 WDAEラジオ)』に出演したエリアンスHCは、チャンピオンシップ再制覇の可能性が多くのFAをバッカニアーズに戻す魅力になることを願っていると述べた。
『The Athletic(ジ・アスレチック)』のグレッグ・オーマンによれば、エリアンスHCは「近いところにいれば、本当に皆が残りたいと思うだろう」と話したという。
バッカニアーズがコンペティティブなオファーをできれば、多くのFAを維持できるとエリアンスHCは考えている。
「通常は金額の問題になる。ただ、近いところにいる場合は、うちの選手たちは皆が残留を望むはずだ。自分たちが特別なものを持っていることを、彼らは知っている。離れたがっている者はいないと思う。私はお金のことには関与していない。ただ、われわれは残ってほしいと思っていることを彼らに知らせるだけだ」
スーやグロンコウスキーのような選手については、クオーターバック(QB)トム・ブレイディともう一度ロンバルディトロフィーを手にするという魅力が、他のチームが提示してくる可能性のある金額を上回るかという点が一つのポイントだ。
「それがそれほど上回ることはないと思う。できれば彼らをチームの体制にとどめたい。彼ら2人ともが帰還を望んでいるのは分かっている」とエリアンスHCは話している。
ブレイディの存在は、リングを求めているベテランたちにバッカニアーズ帰還を促すだろう。同様に、タンパでスーパーボウルを制覇した選手たちの多くを維持するのに、TB12が一役買う可能性もある。
ゴッドウィンはFAになる見込みのワイドレシーバ(WR)たちの中でもトップクラスの一人だと目されている。バッカニアーズが24歳のWRを維持するにはフランチャイズタグ(推定1,600万ドル/約16億9,000万円)が必要になるかもしれない。ただ、チームのFA選手の中で最もオープンマーケットに出る可能性が低いと見られているのがこのゴッドウィンだ。
バッカニアーズはすでに2021年のベースサラリーとしてWRマイク・エバンスに1,225万ドル(約12億9,000万円)を払うことになっている。WRについては多くの金額が投じられることになりそうだが、エリアンスHCはその金額に値する才能たちだと考えている。
エリアンスHCはゴッドウィンについて「彼はここが大好きなんだ」と話した。
「ここを離れ、お金のためだけに他のシステムの元に行くのはきついことだ。だが、2人のナンバー1レシーバーたちに支払うのは悪くない。彼らはわれわれの2トップであるほど優秀だからね」
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