選択肢が増えると選ぶのが難しくなることがある。

重きを置くオプションと決断のはざまに立っているのはキャリアで初めて新天地を探すことになったJ.J.ワットだ。

これまで3度の年間最優秀守備選手賞に輝いたワットが、弟たちのいるピッツバーグ・スティーラーズに加わるのか、地元のグリーンベイに戻るのか、そのうわさが再燃している。伝えられるところによれば、クリーブランド・ブラウンズとバッファロー・ビルズがベテランディフェンシブラインマンのワットに関心を寄せているといい、テネシー・タイタンズは連絡を取ったことを公に認めている。また、アリゾナ・カーディナルスのワイドレシーバー（WR）ディアンドレ・ホプキンスはかつてのチームメイトに合流するようキャンペーン中だ。

それ以上に、ソーシャルメディアではそれぞれの推しチームに加入してほしいと求めるファンの集中砲火を浴びている。とあるカーディナルスファンが『Twitter（ツイッター）』でワットに宛てて「どこかと契約したいのか、したくないのか？」と問いかけたところ、ワットはこう返答した。

「レストランを決めるのに1時間くらいドアダッシュ（デリバリーサービス）をスクロールし続けているようなもの・・・。新しいチームと街を選ぶのに時間をくれないか」

フードアプリと言えば、終わりの見えない無限のスクロール地獄だ。ワットのそれも苦労を伴う作業になるかもしれない。

ワットは以前、自らの選択肢が広範囲に及ぶことから「フリーエージェンシーはワイルドだ」と語っていたことがある。

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