ニュース

レイダースがOTブラウンのトレードを検討

2021年03月04日(木) 10:00


ラスベガス・レイダースのトレント・ブラウン【G. Newman Lowrance via AP】

トレント・ブラウンのラスベガス・レイダースでの時間は終わりに近づいているかもしれない。

現地3日(水)、レイダースは高額の報酬を受けるオフェンシブタックル(OT)ブラウンのトレードについて話し合いを持っていると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に伝えた。

レイダースのジェネラルマネジャー(GM)であるマイク・メイヨックが水曜日に行われた記者会見で2021年のロースターにブラウンの居場所を確保することはなかった。

『ESPN』によれば、メイヨックは「トレントが調子を整え、コミットし続けているならば、彼以上のライトタックルはいない」と話しつつ、次のように続けたという。

「まだ結論は出ていないし、彼は契約下にある。その選手の才能は信じている。開幕戦でトレント・ブラウンがデレック・カーを守る以上に良いことはない。だが、結論はまだだ」

27歳のブラウンが2021年のロースターに残るとすれば、キャップヒットは1,400万ドル(約15億円)になる。これはクオーターバック(QB)カーの2,200万ドル(約23億5,000万円)に次ぐ数字だ。

これまでにサンフランシスコ・49ersやニューイングランド・ペイトリオッツに所属してきたブラウンがフリーエージェント(FA)として4年6,600万ドル(約70億6,000万円)の契約を結んでからまだ2年が経っていない。当時、ブラウンはこの契約によって最も高額を受けるオフェンシブラインマンとなっていた。

これまでのところ、ブラウンはレイダースでその契約に期待されるような成果を残していない。2020年は調整の問題や負傷、繰り返したCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)リスト入りによって、5試合の出場にとどまった。

レイダースでの最初のシーズンも負傷によって11試合の出場に限られながらも、初のプロボウル選出を果たしている。『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によれば、ブラウンが2019年に326回のパスブロッキングスナップで許したサックは1回のみだったという。

これから2シーズンに関しては保証額がないものの、トレードするには契約の再構築が必要になるだろう。候補者が現れなければカットの可能性もあり、そうなればブラウンは次のチームを自分で選ぶことができる。

【A】