QBダーノルドのトレードの問い合わせには応じるとジェッツGMダグラス
2021年03月04日(木) 12:53ニューヨーク・ジェッツはチームのクオーターバック(QB)の未来についてあいまいな姿勢を続けている。
NFLで4年目を迎えようとしているサム・ダーノルドは、先導者を欠くジェッツで3年にわたって底辺をさまよってきた。ニューヨークでの日々はもう限られるのかもしれないし、再びジェッツの一員としてシーズンを始めるのかもしれない。ジェッツの首脳陣の反応からは、どちらの道をたどるのか判別がつかなかった。
「サムについてのわれわれのスタンスは変わっていない」とジェッツのジェネラルマネジャー(GM)であるジョー・ダグラスは現地3日(水)に語っている。
「彼は実に才能のある選手で、非常にスマートでタフだ。われわれはサムが彼の見事なポテンシャルを実現させることに何の疑問も持っていない。当然、フリーエージェンシーやドラフトを迎えるにあたってできる限りの情報を集めるプロセルにはあるが、われわれのサムに対するスタンスは変わっていない」
ジェッツは4月に予定されているドラフトの全体2位指名権を保有しており、今年のドラフトには将来のフランチャイズQBになる可能性を秘めた選手が複数いる。問題は、ジェッツが今年のドラフトに出てくるトップQBたちがダーノルドより優れた存在になると見るかどうかだ。
ダーノルドは2018年のドラフト全体3位で指名を受けてジェッツにやってきた。クリーブランド・ブラウンズがベイカー・メイフィールドを全体1位で指名したのを受け、ジェッツファンは当時、ダーノルド獲得に沸いたものだ。しかし、メイフィールドがブラウンズをプレーオフでの勝利に導いた一方、ダーノルドの運命はまったく別の道をたどった。
QBがあまりにも重要なポジションであるため、ダーノルドの指名が正しかったのかをいぶかむ者が多く存在する。そして、それが真実だとジェッツが考えるならば、道を正すチャンスはある。ダーノルドと別れ、新たなチームの顔を指名すればいいのだ。もしくは、それとは対照的に、そのほかの多くの問題の存在をダーノルドがくすぶっている理由として挙げることも可能だ。
ブリガムヤング大学のザック・ウィルソン、オハイオ州立大学のジャスティン・フィールズ、ノースダコタ州立大学のトレイ・ランスには才能があるのか? アラバマ大学のマック・ジョーンズは? それとも、ダーノルドがジェッツのチャンスとしてはベストなのだろうか?
そういった質問に、ジェッツはこれから答えを見つけなければならない。もし今が動くべき時だとチームが考えるならば、外部のチームからの電話もいずれつながることだろう。
「電話があれば、それには応じる」とダグラスGMは述べた。
「サムにはつきものだが、もう言ったように、われわれはサムがこのリーグの中でもダイナミックな選手だと思っている。信じられないほどの才能があり、これから彼の傑出したポテンシャルを発揮するチャンスが本当にある。だが、これももう言ったように、電話が来ればそれには応じるつもりだ」
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