このオフシーズン、先発クオーターバック（QB）たちは近年に見られなかった勢いで場所を移り変わっている。ただ、ラスベガス・レイダースがその回転に加わることはないだろう。

ジェネラルマネジャー（GM）マイク・メイヨックが現地3日（水）に報道陣に語った内容が何かを差し示しているとすれば、レイダースには先発QBをトレードに出す気はないようだ。

「デレック・カーはこのリーグの本当にたくさんの人々から敬意を集めていると思う。デレック・カーは彼のベストイヤーを送った。ジョン・グルーデン（HC）の下でね。私は彼がNFLでもトップのQBの一人だと思うし、彼にこれ以上ないくらい満足している」

「私にデレックのことを尋ねるならば、ジョンと私は肩を並べてテーブルをドンドン叩きながらデレック・カーについて語るだろう」

グルーデンがレイダースのコーチになった2018年以来、毎年この時期になるとカーの名前がトレードのうわさに挙がってきた。そのため、3度のプロボウラーであるQBがラスベガスの未来の計画に含まれていない可能性は耳新しい話題ではない。新しいのは、カーに代わるとうわさされるQBの名、すなわち、ラッセル・ウィルソンの存在だ。ウィルソンのエージェントは先週、『ESPN』にシアトル・シーホークスがウィルソンをトレードに出すのなら、行く先として好ましいのはラスベガスだと話していた。

しかし、カーを支持しているのはチームのトップだけではない。ロッカールームの面々もここ数日でカーをサポートする姿勢を見せてきた。今週、フルバック（FB）のアレク・インゴールドはカーこそ“ザ・ガイ”だとし、「なぜ誰もこの男がQBであることに熱狂しないのか理解できないくらいだ」と話している。水曜日には『Good Morning Football（グッド・モーニング・フットボール）』に出演したカーのトップターゲットであるタイトエンド（TE）ダレン・ウォーラーが、カーは「俺たちを望むところどこへでも連れていけるやつ」だと話し、「デレック・カーの世界を全面的に信じている」と続けた。

レイダースが2021年にどこへ向かうかは彼ら次第。カーがどこに落ち着くかはメイヨックとグルーデン次第であり、水曜日のコメントからすれば、どうやらその答えは3年連続でレイダースのビルになるようだ。

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