NFLを含む6リーグが連携の結果について共同声明
2021年03月05日(金) 09:33現地4日(木)、MLB(メジャーリーグベースボール)、MLS(メジャーリーグサッカー)、NBA(ナショナルバスケットボールアソシエーション)、NHL(ナショナルホッケーリーグ)、NFL(ナショナルフットボールリーグ)、WNBA(ウーマンナショナルバスケットボールアソシエーション)が下記のような共同声明を発行した。
「本日“JAMA Cardiology(JAMAカーディオロジー)”が発表した研究結果は、MLB、MLS、NBA、NHL、NFL、WNBAの医療専門家とわれわれの選手連盟による、昨年の協力体制をまとめたものだ。パンデミックが始まった頃からわれわれはこれまで以上に連携を深め、選手たちに可能な限り最良のケアを施すべく、得てきた知見を共有してきた」
「現在も進行中の協力体制によって、以前にCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)に感染した選手に対して各リーグはそれぞれ同様の心臓検査のプログラムを実施してきた。この検査プログラムはアメリカ心臓病学会の推奨に基づくものであり、ウイルスの影響による重篤な疾患を検知し、COVID-19感染後の安全な競技復帰を促進するために行われる」
「本日発行された、6つのリーグから集めた個人が特定できないデータを用いた査読済み論文によれば、心臓の炎症が起こったケースは非常に少なく、COVID-19感染後のプロスポーツ復帰はこの競技復帰時の検査プログラムを用いて安全に達成されることが分かっている。この研究はわれわれのリーグからの789名のCOVID-19陽性選手を対象とし、心臓の炎症の兆候が認められたアスリートは0.6%だった。また、心臓の検査を行ってプロスポーツに再び参戦したアスリートたちに、心臓の問題が発生していないことも確認されている。さらに、この研究に貢献したチームの医療およびアスレチックトレーニングスタッフが提供してきたケアについても掲載された」
「プロスポーツがCOVID-19について得たその他の教訓と同様、今回の研究結果は広く共有され、このウイルスに関する知識体系の成長に貢献し続ける。これはスポーツを超えた社会の利益のため、われわれが互いに、そして選手たちと共有するコミットメントだ」
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