パッカーズはRBアーロン・ジョーンズにフランチャイズタグを使用せず
2021年03月10日(水) 07:31グリーンベイ離脱が正式に決定したわけではないが、現地9日(火)にフランチャイズタグ指定の期日を迎えた今、スターランニングバック(RB)アーロン・ジョーンズがグリーンベイ・パッカーズに戻る可能性は低くなった。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはパッカーズが期日までにジョーンズにフランチャイズタグを使用しなかったと報道。これでジョーンズがパッカーズに戻る唯一のチャンスは来週に始まる新リーグイヤーでフリーエージェント市場がオープンする前に、新契約にサインする道だけだ。
これが事態を難しくするかもしれない。
パッカーズは現在、『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』が予測する推定サラリーキャップの1億8,050万ドル(約195億8,500万円)を1,140万ドル(約12億3,700万円)上回っている。実際のサラリーキャップ額が高ければその負担は若干ながら軽減されるかもしれないが、ジョーンズが市場価値に見合った契約を確保するために必要なスペースには程遠い。
パッカーズがクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースに攻撃面での武器を供給する代わりに、将来のクオーターバックをドラフトする道を選んでから1年、ここから1週間後にはまた別の道を見ている可能性がある。
ジョーンズは2019年と2020年に連続して1,000ヤード以上を記録し、タッチダウンランは2年で25回をマークしている。元ヘッドコーチのマイク・マッカーシーがジョーンズを適切に起用できなかったことで世界中のフットボールファンを苛立たせたものの、マット・ラフルアー体制となって開花したジョーンズの過去2シーズンの成績をもってすれば、十分な新契約をもたらすはずだ。
もしかするとグリーンベイではそれが実現されないかもしれない。フリーエージェントの開始が迫る中、パッカーズがジョーンズを維持したければ無駄にできる時間はほとんどない。
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