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パッカーズWRファンチェスとビルズCモースにペイカット

2021年03月10日(水) 09:05

デビン・ファンチェス【AP Photo/David Dermer】

2021年にサラリーキャップが引き締められるのを受け、数々のベテラン選手たちが所属チームに残るために報酬の引き下げを受け入れることが予想されている。

現地9日(火)、そういった動きが2つ明らかになった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に報じたところによれば、グリーンベイ・パッカーズのワイドレシーバー(WR)デビン・ファンチェスが75万ドル(約8,100万円)ほどのペイカットを受け入れたという。ファンチェスはパッカーズと1年契約を結んだ後、2020年シーズンをオプトアウトしていた。

ラポポートはさらに、バッファロー・ビルズのセンター(C)ミッチ・モースが200万ドル(約2億2,000万円)近くの報酬をカットしたとつけ加えている。モースは失ったサラリーの一部をインセンティブとして取り戻すことが可能だという。

ファンチェスは1年250万ドル(約2億7,000万円)の契約をパッカーズと結んでおり、パフォーマンスインセンティブによってこの額は最大375万ドル(約4億1,000万円)になるはずだった。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)のパンデミックを受けてファンチェスがオプトアウトしたことにより、この契約は2021年にスライドされている。

2015年にカロライナ・パンサーズからドラフト2巡目で指名を受けたファンチェスは、体の大きいワイドアウトに期待されるほどの成績を残せなかった。パンサーズで過ごした4シーズンでは、トータル2,233ヤード、タッチダウン21回にとどまっている。インディアナポリス・コルツに移った2019年は負傷によってわずか1試合にしか登場していない。ペイカットによってパッカーズに残ったファンチェスだが、最終ロースターにその名を連ねるには自らの手で役割を獲得しなければならない。

一方、モースは過去2シーズンにビルズでレギュラーシーズンの30試合とポストシーズンの全試合である4ゲームに先発している。今後2シーズンの契約があるモースは、2021年のキャップヒットが1,034万ドル(約11億2,000万円)となっていた。

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