ジャイアンツがDLウイリアムスにフランチャイズタグ
2021年03月10日(水) 10:462年連続でフランチャイズタグをつけられる選手が3人目となった。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが状況を知る人物の話を元に、ニューヨーク・ジャイアンツがフランチャイズタグを2年連続でデイフェンシブライン(DL)レナード・ウイリアムスに使用したと報じた後、チームがこの動きを認めている。
ラポポートはこのフランチャイズテンダーについて長期契約を結ぶまでのつなぎだと説明しており、両サイドは契約締結に向けて取り組み続けるとつけ加えた。
2年連続でタグを付与されたのはウイリアムスが3人目であり、他にはデンバー・ブロンコスのセーフティ(S)ジャスティン・シモンズとワシントン・フットボール・チームのガード(G)ブランドン・シャーフがいる。
昨年のテンダーで1,612万6,000ドルを手にしたウイリアムスは、2021年に1,935万ドル1,000万円を受けることになる。2年目のフランチャイズタグは前年の契約の120%になるため、サラリーキャップに依存しない。
2020年シーズンにビッグブルーで初のフルシーズンを過ごしたウイリアムスは、キャリアベストの成績にあたるサック11.5回を記録した。昨年のジャイアンツのベストディフェンダーだったウイリアムスはQBのテイクダウンのみならず、キャリアハイのタックルフォーロス(14回)とQBヒット(30回)をマーク。『NFL.com』によるオフシーズンのトップ101フリーエージェントでは4位に位置づけられていた。
ジェネラルマネジャー(GM)デイブ・ジェトルマンは2019年にドラフト3巡目指名権を手放してウイリアムスを手に入れた。そのウイリアムスの才能が、ついにジャイアンツで花開いている。
ジャイアンツはウイリアムスとの長期契約をずっと希望してきたが、締結できずにいた。今回の動きによって、その努力は7月中旬まで続けられるようになった。
ウイリアムスにフランチャイズタグを使用しなければならなかったため、ジャイアンツはディフェンシブタックル(DT)ダルヴィン・トムリンソンをフリーエージェントで失うかもしれない。ウイリアムスと長期契約がまとまれば、トムリンソンがタグ候補ではないかとの見方もあった。トムリンソンはオープンマーケットに出て、自らの価値を測ることになるだろう。
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