NFLが2018年ドラフト組の5年目オプション設定額を通達
2021年03月11日(木) 07:50NFLチームは3年前のドラフトで1巡指名した選手の5シーズン目を確保するかどうかの判断まであと2カ月を有している。そして、チームが選手たちに支払うことになる金額も正確に把握している。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロによると、現地10日(水)、NFLは各チームに2018年ドラフト1巡指名選手の5年目オプションの設定額を通知するとともに、5月3日(月)までに行使する必要があることを念押ししたとのこと。昨年に定められた団体労働協約(CBA)にはポジションとパフォーマンスに基づく新たなスライド制が含まれている。
プロボウル選出がかつてないほど重要になっており、2018年ドラフト組の中で2回以上プロボウルに選ばれたのはインディアナポリス・コルツのガード(G)クエントン・ネルソンとピッツバーグ・スティーラーズのセーフティ(S)ミンカ・フィッツパトリックの2人だけとあって、ペリセロによれば、彼らは各ポジションで2021年のフランチャイズタグナンバーを確保することになるとのこと。
スタークオーターバック(QB)に成長したラマー・ジャクソンとジョシュ・アレンは今オフシーズンに長期契約に調印する可能性があり、プロボウルに選ばれている点を踏まえれば、2,301万6,000ドル(約25億円)を手にすることになるだろう。プロボウル選出の観点で言えば、ニューヨーク・ジャイアンツのランニングバック(RB)セイクワン・バークリー、デンバー・ブロンコスのディフェンシブエンド(DE)ブラッドリー・チャッブ、全体1位指名でNFL入りしたシンシナティ・ベンガルズのQBベイカー・メイフィールド、全体3位指名のQBサム・ダーノルドを含む他の7名も“プレータイム”ボーナスの資格はある。
新CBAではオプションが行使されれば保証もされる。以前は5年目オプションの保険はケガのみが対象だった。
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