パンサーズ、RBマカフリーら2名の契約を見直してキャップスペースを確保
2021年03月11日(木) 11:44通常、単純な選手の契約見直しはそれほど注目されるものではない。サラリーキャップを操作するためにチームが使用する会計上の計算だ。プロセス自体に実質的な変更はなく、退屈なものである。ただ、2021年は少しそれが異なっている。新シーズンのキャップが1億8,250万ドル(約197億8,000万円)に下がった今、注目を集めるようになった。
最近ではヘッドコーチたちが契約見直しを発表するに至っているが、これまでめったに行われていたことではない。
現地10日(水)、カロライナ・パンサーズのマット・ルールHC(ヘッドコーチ)はチームのキャップスペースを確保するため、クリスチャン・マカフリーとシャック・トンプソンの契約を再構築したと明かした。
一部のチームと違い、パンサーズは上限を超えていないが、オフェンシブタックル(OT)テイラー・モートンをフランチャイズタグ指定した今、どの年よりも安定していると言えよう。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロはマカフリーが803万7,500ドル(約8億7,200万円)のベースサラリー(基本給)のうち、704万7,500ドル(約7億6,500万円)をサインボーナスに変えたと報じている。これにより、パンサーズは2021年に563万8,000ドル(約6億1,200万円)のキャップ節約になる。
マカフリーの変更はリーグを通して各チームが励むスペースの見いだしにとって良い例だ。このプロセスでは基本給の高い選手がその一部をサインボーナスに変え、ベースサラリーを最小限まで抑える。マカフリーの場合は99万ドル(約1億0,700万円)だ。その上で、チームはそのボーナスを契約期間全体に分散するか、最後に無効な年数を加えるか――合計で最大5年――により、短期間のヒットを軽減することができる。
【C】