ペイトリオッツWRハリーのトレードにチームたちから関心
2021年03月11日(木) 17:05ニューイングランド・ペイトリオッツで過ごしたこの2シーズンというもの、ニキール・ハリーは1巡目指名のステータスに見合う働きをすることができなかった。となると、フレッシュなスタートというのも大柄なワイドレシーバー(WR)の選択肢の1つかもしれない。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロは現地10日(水)、『NFL NOW(NFLナウ)』の中で、チームたちからハリーを手放すつもりがあるのかどうかを尋ねる問い合わせがペイトリオッツの元に相次いでいると伝えた。
「リーグイヤーのスタートにあたり、(ハリーは)動向を見守りたい興味深い選手だ。もしかするともう少し長く、ドラフトが近づく頃までそれは続くかもしれない。ニューイングランドではいろいろと動きが予想されるからね――特に今年は」とガラフォロは述べた。
トレードの可能性を聞き出すためにチームたちが問い合わせをすることは自由だ。彼らがペイトリオッツからハリーを引き離せると考えているということは、彼の2シーズンの低迷を際立たせている。
2019年に全体32位指名を受けたハリーは、この2シーズンで21試合をプレーし、45回のキャッチで414ヤード、タッチダウン4回に終わっている。比較のために挙げると、昨年、WRジャスティン・ジェファーソンはルーキーとしてプレーした最初の6試合で25回のキャッチ、537ヤード、タッチダウン3回を記録している。
ペイトリオッツのレシーバー陣で機会を得ながらも、ハリーはドラフト指名時にチームが描いたような主力にはなれなかった。23歳の彼はバックショルダーの達人になれるポテンシャルを時折うかがわせはしたものの、それが完成することはなかった。出場した21試合で彼が50レシーブヤード以上を獲得した試合は1回しかない。
違うオフェンスでフレッシュなスタートを切ることで、彼の若いキャリアをよみがえらせることはできるだろうか? 彼が獲得可能かどうかを探るということは、採用者たちがそう考えているという表れだ。
ビル・ベリチックはこういう時に前進をためらわないことで有名だ。ペイトリオッツがハリーをトレードしても驚きではない。問題は、1巡目指名の選手をたった2シーズンでチームから引き離すためにはいくらかかるのかということだ。
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