NFLのオフシーズンアクティビティの全体像はまだ固まっていないものの、現地30日（火）に最初の動きがあった。

リーグは各チームにオフシーズンワークアウトプログラムのフェイズ1を4月19日（月）に開始可能だと通知した。『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが伝えている。

選手らは小規模な集団で、チーム施設でワークアウトを行うことができるとペリセロはつけ加えた。

これはOTA（チーム合同練習）のスタートではない点が重要だ。OTAでは7対7、9対9、11対11のドリルが認められている。OTAやトレーニングキャンプの開始時期はまだ決まっていない。

パンデミックの影響を受ける前であれば、通常、オフシーズンワークアウトは今回の日程である4月19日頃か、もうすこし早いタイミングでスタートする。その後、自主参加のミニキャンプがあり、新たにドラフトおよびドラフト外から入団した選手たちのルーキーミニキャンプを経てOTAが行われ、6月に参加が義務づけられたミニキャンプへと続く。昨年は新型コロナウイルス感染症（COVID-19）のパンデミックによってこれらのすべてが一掃された。こういった活動なしで1シーズンを終えた経緯から、リーグのベテランの一部からはそれらが必要ないとの意見が聞かれている。

それを念頭に入れ、リーグは各クラブやNFLPA（NFL選手会）と共に2021年のオフシーズンプログラム策定に取り組んできた。今もミーティングはバーチャルなのか直接対面なのか、そして、その後に実施されてきたオンフィールドでの活動をどうするのかについては議論が続けられているという。

多くのオフシーズンアクティビティのスケジュールはまだ決まっていないものの、少なくとも選手らはチームがいつ直接対面でのストレングスおよびコンディショニングプログラムを開始できるかを把握している。

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