テネシー州で最も偉大なフットボール選手の1人が同州の歴史的なフットボールチームで指揮を執ることになった。

テネシー・タイタンズの元ランニングバック（RB）エディー・ジョージが、現地13日（火）にテネシー州立大学のヘッドコーチ（HC）として正式に採用された。

「テネシー州立大学はNFLの元オールプロ選手であり、ハインズマン・トロフィー受賞者であるタイタンズのエディー・ジョージをフットボールチームのHCに迎える。Goビッグ・ブルー！」

2010年からHCを務めたロン・リードは月曜日にチームを去り、ジョージはその後を継ぐ。HBCU（歴史的黒人大学）の1つであるテネシー州立大学は2013年以来FCSディビジョンのプレーオフに進出しておらず、昨季を2勝5敗で終えている。

ジョージ自身はビッグテン・カンファレンスの代表的なフットボールチームであるオハイオ州立大学でプレーしていたが、今後はオハイオ・バレー・カンファレンスでその才能を発揮することになる。

タイタンズで活躍したジョージにコーチング経験はない。だが、最近にFCSのコーチに転向した指導経験の少ないNFLの元スター選手は他にもいる。殿堂入りを果たしているコーナーバック（CB）のディオン・サンダースは、テネシー州立大学とHBCUのライバル校であり、サザン・ヘリテッジ・クラシックの定期交流戦で戦うジャクソン州立大学のHCだ。デンバー・ブロンコスの元ワイドレシーバー（WR）エド・マカフリーは2019年12月にノーザンコロラド大学のHCとなった。

ジョージは8シーズンにわたってヒューストン・オイラーズとタイタンズでプレーし、そのうち7年間はテネシー州で過ごしている。当時のRBを代表する1人として、ジョージはAP通信オフェンス部門年間最優秀新人賞に輝き、プロボウルに4度選ばれ、2000年にはオールプロのファーストチームに選出。2019年に背番号の27番はタイタンズで永久欠番となった。

テネシー州立大学出身の著名なNFL選手の中には、殿堂入りを果たしているディフェンシブエンド（DE）リチャード・デント、DEクロード・ハンフリー、2m超えの長身で有名なDEエド・ジョーンズ、DEアンソニー・プレザント、現役CBのドミニク・ロジャース・クロマティーがいる。

ジョージのリーダーシップを得たテネシー州立大学は躍進を目指す。

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