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ビルズの伝説的HCマーブ・レビーがカナディアン・フットボールの殿堂入り

2021年04月14日(水) 15:48


マーブ・レビー【AP Photo/Adrian Kraus】

マービン・レビーがまた1つ殿堂入りを果たした。

カナディアン・フットボールの殿堂は、2021年の7人の殿堂入りの1人にレビーが選ばれたと現地13日(火)に発表。バッファロー・ビルズの伝説的な元ヘッドコーチ(HC)であるレビーは、NFLのプロフットボール殿堂入りも果たしている。両方の栄誉に浴するのは他に、ミネソタ・バイキングスの元HCバド・グラントと、ヒューストン・オイラーズのクオーターバック(QB)として活躍したウォーレン・ムーンの2人しかいない。

『NFL NOW(NFLナウ)』に出演したレビーは今の心境を語った。

「なんというか、感無量だ。コーチとして、ウォーレンについては選手としてNFLで競い合った、そんな偉大な2人の仲間入りができたことは、これ以上ない賞賛だと思っている。とても興奮し、感激している。大変光栄なことだ」

ビルズを4年連続でスーパーボウルに導く前、レビーはCFL(カナディアン・フットボール・リーグ)でHCとしてチャンピオンに輝いている。

1974年と1977年にモントリオール・アロエッツをグレイ・カップ(カナディアン・フットボールの決勝戦)優勝に導き、1度目のシーズンには年間最優秀コーチとしてアニス・ストゥーカス・トロフィーを獲得。レビーが指揮した5年の間、アロエッツは毎年ポストシーズンへと駒を進め、通算43勝31敗4分を記録している。

レビーは2001年にNFLプロフットボールの殿堂入りを果たし、ビルズとカンザスシティ・チーフスのHCとして17シーズンにわたって通算143勝112勝の戦績を収めた。4年連続のスーパーボウル出場記録はいまだに破られていない。

2020年に、1993年以来となるAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)のチャンピオンシップゲームに出場したビルズを見て、自分も“鼓舞された”とレビーはNFLナウで話している。

「今でもビルズのチームや組織とは親しい仲だ。ビルズのコーチからビルズのファンになったというわけさ」とレビーは思いを語った。「ショーン・マクダーモットHCとはとてもいい友達だよ。彼は素晴らしいコーチだと思う。ビルズのファンにはいつも元気づけられる。チームが低迷している時も、好調な時も、変わらずサポートしくれる。ビルズは今いい波に乗っていると思う」

【R】