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ファルコンズはQB指名の好位置にいるとGMフォンテノー

2021年04月14日(水) 15:45


アトランタ・ファルコンズ【NFL】

2021年ドラフトのトップから3位までのそれぞれでクオーターバック(QB)が指名されると見られる中、今季のドラフトプロセスにおける最初の大きな謎はアトランタ・ファルコンズがかかわるものとなっている。

新ジェネラルマネジャー(GM)であるテリー・フォンテノーはいかにしてロースターを築いていくかについて大きな決断を迫られる。今後数年はフランチャイズQBを指名できるようなトップ5の位置にはいないと仮定して、いずれマット・ライアンの後継者となるQBを取りに行くのか? それとも、タイトエンド(TE)カイル・ピッツのような、止められない攻撃陣を形成するであろう才能ある選手を取るのか? それとも、大きな見返りを求めてQBを必要としているチームとトレードするのか?

どの選択肢も正しい道筋だ。ファルコンズの選択はチームが置かれた環境や好みの問題になってくる

チームのウェブサイトとのインタビューの中で、フォンテノーはルーキーQBの評価――ドラフトで獲得はできない見込みのトレバー・ローレンスなどの選手も含め――もプロセスの一部だと語っている。

「できる限り彼らの元に行き、直接見たいと思っている。そして、そういった機会からくるアドバンテージを生かしたい。なぜなら、これがNFLで最も重要なポジションだからだ」と言うフォンテノーは次のように続けた。

「優れたQBを擁したい。マット・ライアンのような選手がいるときは絶好の機会だ。正しいQBがいれば、すぐにその選手がプレーするというプレッシャーがないからね。だから、多くの可能性が開ける。こういったポジションの評価を確実に行わなければならないし、自分たちの位置についてはいい感触を持っている」

ライアンはハイレベルでプレーを続けており、契約をこのオフシーズンに再構築したファルコンズは今後2年にわたってライアンを保持する。トップ4指名選手の最初の2年間で下積みさせるのは、チームのリソースを最大に活用する道かもしれない。

当然、QBを必要とするチームにトッププレーヤーの一人を獲得するためのトレードアップの魅力をアピールする煙幕として、フォンテノーがこういった議論を続けている可能性もある。

フォンテノーの最初の決断は難しい選択になりそうだが、今後数年のファルコンズの道筋に直接的な影響を与える決断でもあるだろう。

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