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ブロンコスのWRポジションに人員余剰、ハミルトンがトレードか

2021年04月16日(金) 14:38


デンバー・ブロンコスのデイショーン・ハミルトン【AP Photo/Jack Dempsey】

デンバー・ブロンコスは最初の2ラウンドで2人のレシーバーを加えたことにより、十分な勢いをもって2020年ドラフトを終えていた。

しかし、それに加えて他の選手の存在もあり、チームには全員を維持するための余裕がないかもしれない。『NFL Network(NFLネットワーク)』マイク・ガラフォロはワイドレシーバー(WR)デイショーン・ハミルトンがドラフト前、もしくはドラフト中のどこかの時点でトレードに出される可能性があると見ている。

こういった取引はポジションに余剰があるときにチームが行う典型的なプロセスの一部だ。負傷によって2020年シーズンすべてで現場から離れていたコートランド・サットンが復帰するおかげで、ブロンコスはまさにそういった状況にある。無名のパスキャッチャーだったティム・パトリックの成長も事態を複雑にする。さらには、前述の通り昨年のドラフト1巡目と2巡目ではWRジェリー・ジューディーとK.J.ハムラーが指名されているのだ。

単純に言って、特にブロンコスがハミルトンにレシービングを任せるのであれば、ハミルトンを維持する根拠となるほどの十分なスナップがない可能性がある。ドラフトがどうなるかにもよるが、レシーバーを必要としているチームが2日目や3日目に市場の選択肢を求める可能性はあり、ハミルトンはそのようなケースにフィットするはずだ。

ハミルトンの価値に関しては、今のところそれほど高額なわけではない。サットンがいなかった2020年、ハミルトンはブロンコスの平均以下のパスオフェンス(試合平均ヤードで26位)において、16試合(先発2試合)でキャッチ23回、293ヤード、タッチダウン2回をマークした。

どちらかと言えば、デプスを求めているチームは安価でハミルトンを獲得することができるはずだ。とは言え、その動向には月末まで注意が必要だろう。

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