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QBワトソンの件に言及したテキサンズのカセリオGM、「法的プロセスを尊重する」

2021年04月18日(日) 00:06


ヒューストン・テキサンズのデショーン・ワトソン【NFL】

現地16日(金)、ヒューストン・テキサンズのジェネラルマネジャー(GM)を務めるニック・カセリオはクオーターバック(QB)デショーン・ワトソンが20件以上の訴訟で性的暴行や不正行為の告発を受けてから初めて記者会見に臨んだ。

カセリオGMはワトソンに関連する「法的プロセスを尊重する」と述べ、チームは来るオフシーズンのワークアウトプログラムと2021年NFLドラフトに集中していると明かした。

「取り立てて話すことは何もないというのが実際のところだ。キャル(マクネア)やオーナーらが数週間前に組織としてのスタンスや現状について書簡を出したことは知っている。法的なプロセスを尊重しているということ以外に何ももうしあげることはない。われわれは今現在に集中しており、オフシーズンプログラムやドラフトに向けた準備に焦点を当てている」

水曜日に新たな訴訟が提起されたことでワトソンの性的暴行やセクシャルハラスメントの嫌疑がかかった告発は合計22件に戻った。合わせて23名の女性がワトソンに対する性的暴行や不正行為を主張する民事訴訟を起こしており、14日に新規の訴訟が申請される前に1人が告発を取り下げている。

ヒューストン警察署は4月2日に発表した声明でワトソンに対する告発を受けて調査を開始したと公表。NFLもワトソンの疑惑を調査している。

マクネアはシーズンチケット保有者に送付したメールのお知らせで、チームは「これらの疑惑を非常に深刻に受け止めている」と述べていた。

オフシーズンに入った直後、ワトソンはテキサンズからのトレード希望を明かしており、現時点で出場停止処分やコミッショナーの免除リストにも入っていないが、チームのオフシーズンプログラムに参加すると思うかと問われたカセリオGMは次のように答えている。

「今年も何ら違わず、自主的なプログラムだ。プログラムに参加するかどうかは選手たちに選択肢がある。ケース・バイ・ケースであり、各選手が最善と思われる選択をする。われわれはこの数カ月にわたって取り組んできたことを実行するつもりだ。施設はオープンしており、複数の選手が通っているし、テストをしたり、ウエイトルームに入ってトレーニングしたり、それぞれのプロセスを進めている」

「どのような選手が参加しようともそれは彼らの自由だ。われわれは選手のためにできる限り良い環境を作り、ここに来たときに快適に過ごせてヒューストン・テキサンズのフットボールプレーヤーとして成長できていると感じられるようにしたいと思っている。われわれはそこに集中している」

また、カセリオGMは報道陣に対し、今後数カ月の間、テキサンズがワトソンの状況に関する仮定の話をするつもりがないことを強調した。

「多くの仮説や憶測に立ち入るつもりはない。そういうのは私自身、得意ではない。もしかすると、私よりも得意な人がいるかもしれない。憶測で話したいのであれば、ビットコインを買ってそれに集中するのがいいだろう。ドラフトの準備に励み、チームを強化してロースターを構築し続けるための機会を生かせるよう、われわれは自分たちのコントロールの効くことに集中する。一日一日を大事に過ごしながら、自分たちがコントロールできることに集中していきたいと思っている」

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