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ブース&オフィシャル間のやり取り拡大やジャージー番号のルール変更など21日に投票実施へ

2021年04月17日(土) 19:54

【NFL】

来週に実施されるリーグオーナーの投票でいくつかのルール変更が見込まれている。

競技委員会が提案したリプレー時にブースとオフィシャル間のコミュニケーションを拡大する案はコーチ陣の間で強い支持を得ており、来週にも可決される可能性が高いと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが伝えた。これはリプレー担当のオフィシャルとニューヨークにいる審判部のメンバーが映像証拠に基づいてプレーの特定の側面についてフィールド上のオフィシャルに助言することを可能にするもので、注目に値する変更点だ。

この提案でリプレーオフィシャルとニューヨークにいるメンバーにできないことはフラッグを投げ入れたり拾ったりすること。ただ、テレビで明らかになったコールを修正するにあたって手助けすることは認められている。例えば、ペナルティの執行、適切なダウン、反則が起きた場所、ゲームクロック、ポゼッション、パスの成功またはインターセプト、ルーズボールへのタッチ、バウンダリーライン(境界線)、ゴールラインもしくはエンドライン、バウンダリーラインに関するフットボールもしくは選手の位置、スクリメージライン、ゲインするラインもしくはゴールライン、選手がダウンと判定されない場合の接触によるダウンなどが含まれる。

ペリセロによると、NFLチームの間で強い支持を得ているもうひとつの提案もあるという。それは誰がどのジャージーナンバーを着用するかの制限を緩和すること。ベテランプレーヤーが番号を変更するにはまだいくつかのハードルがあるものの、ペリセロは近い将来、レシーバーやランニングバックの中にひと桁の番号を背負う選手が出てくるだろうと付け加えた。また、ラインバッカー(1から39)、ディフェンシブバック(1から19)、オフェンスラインマン(50から59)もジャージー番号の選択肢が増えるかもしれない。

一方で、ペリセロは可決される可能性が低い提案として、オンサイドキックの代替案である第4ダウン15ヤード案を挙げている。競技委員会はオンサイドキックの成功率を高めるためにレシーバー陣のうち“セットアップゾーン”に入れる選手を9人に制限することを提案しており、これが可決される望みはあるとペリセロは付け加えている。

ペリセロが報じたところによると、ボルティモア・レイブンズはフィールド外に8人目のオフィシャル――通称スカイジャッジ――を追加する案を撤回したとのこと。

これらの提案は来週21日(水)に投票が実施される予定だ。採決にはオーナーの75%(32人中24人)の承認が必要となる。

【C】