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正当な評価のないことに「うんざり」していたとブロンコスRBゴードン

2021年04月19日(月) 10:33


デンバー・ブロンコスのメルビン・ゴードン【AP Photo/Ashley Landis】

ランニングバック(RB)メルビン・ゴードンがマイルハイシティで過ごした最初のシーズンには、数々の困難に対する見返りがあった。

世界的なパンデミックの中でプレーすること、地元出身のRBフィリップ・リンゼイがチームメイトにいること、後に棄却されたとは言え、シーズン中にDUI(飲酒もしくは薬物の影響下での運転)容疑をかけられたことまで、ゴードンは新しいホームであるデンバー・ブロンコスに馴染もうと努力する中で多くの困難を抱えてきた。

『Denver 7(デンバー7)』とのインタビューの中で、ゴードンは2020年シーズンに直面した困難について語っている。

「多分、俺の一番厳しいシーズンの一つだった。本当にな。たくさんのファンや多くの人たちが、俺が来たことを喜んでいなくて、フィルは報酬を受けることを望んでいる。すべてそんな具合だ。“おい、俺は何にもからんでないぞ”って感じさ。俺はここにいたかったし、彼らも俺がここにいることを望んでいた。お互いそう考えていて、そうなっただけなのに。きつかったぜ。俺を受け入れない人がたくさんいるんだから」

「俺はウィスコンシン出身で、もしパッカーズにドラフトされていたらそういう感じだったんだろう。俺がグリーンベイに行っていたらきっと同じだっただろうから、みんながどう感じているかは理解できる。悪い感情はなかったけれど、少なくとも俺にとって打撃ではあった。それに、(ファンがスタンドに)いないから、彼らが俺のやっていることを直接実感することもなくて、きつかった。COVID(COVID-19/新型コロナウイルス感染症)なんかの関係でデンバーというものを見て回ることができなかったし、チームメイトたちとチームの施設の外で過ごしたりもできなかったから、そのせいでかなりきつくなっていた。あれもこれもそれも、次々積み重なっていた。だから、精神的には間違いなく困難にぶちあたった感じだった」

ゴードンがほのめかすように、昨シーズンが始まった時点ではリンゼイが3年目も堅実なラッシングヤードを稼ぎ、長期的に先発の座を占めていくだろうと見られていた。しかし、負傷がシーズンを通して地元のスターを苦しめたため、ゴードンの加入はリンゼイの成長を妨げるものではなく、むしろ必要な動きだったことが証明されている。

ゴードンは結果として多くのプレーを担い、最後に明確なリードバックの役割を担っていた2017年以来で最多となる986ヤードを記録してシーズンを締めくくった。キャリー平均4.6ヤードはキャリアで2番目に良い数字にあたる。

「俺はそこで最高のバックでありたいだけ。ラッシングタイトルが取りたいんだ。何が言いたいか分かるだろう? 俺はベストのバックでありたい」と話したゴードンは、次のように続けた。

「俺はあまりにも見過ごされてきたと感じている。チャージャーズであまりテレビに映らなかったせいか、去年はボールをシェアしたし、ファンがCOVIDのせいでいなかったせいか、そこら辺は分からない。だが、俺は見過ごされていたし、それにはうんざりしていた」

リンゼイが3月にヒューストン・テキサンズへと移ったため、今後はリンゼイとプレー時間を分け合う必要はなく、それによってゴードンはスムーズに昨年の活躍を繰り返すことができるかもしれない。また、これは2度のプロボウラーであるゴードンが6年のキャリアでそれを求めて努力し続けてきたもの、すなわち、ふさわしい敬意を手にするためのチャンスでもあるだろう。

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