カウボーイズのトレードアップの可能性は低いとの見方
2021年04月24日(土) 19:37
真実を隠すための偽装工作シーズン真っただ中にあってなお、いくつかの真実は見え隠れしている。
そのひとつが、ダラス・カウボーイズがドラフトでトレードアップしないということだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは情報筋の話として、カウボーイズが全体10位より上位の指名権を得ようとすることはないだろうと報じた。
また、同じく現地23日(金)には『105.3 The FAN』に出演したカウボーイズの上級副社長を務めるスティーブン・ジョーンズが同じトーンで状況を明かしている。
「今のわれわれのポジションをとても快適に感じている。われわれにとっていろいろなことが本当にうまく進んでおり、質の高いフットボールプレーヤーと一緒になれそうだ」
来週のドラフトに向けた話題はチームオーナーのジェリー・ジョーンズがフロリダ大学のタイトエンド(TE)カイル・ピッツを愛してやまないことに集約される。先ごろ実施されたピッツとのオンラインインタビューでは、ジョーンズがドラフト指名の手腕について語っていた。
また、カウボーイズの『Twitter(ツイッター)』アカウントを通じてジョーンズは「あなたがこのリーグに参加すること、ダック・プレスコットや、きみにボールを渡すオプションを持つ数名の選手たちを含め、どんなコンビになるのだろうと思ってワクワクしている。ここでならシュガープラムの夢を見ることができる」とコメントした。
ジョーンズの白昼夢はカウボーイズが資産を投じてピッツを指名するためにドラフト上位の指名権を得ようとすることを許すものではない。
ダイナミックなタイトエンドとして知られるピッツはドラフトのトップ5に入ると予想されている。仮に、若干ズレたとしても、カウボーイズが10位の指名権を行使する頃にはピッツは指名されて残っていないだろう。
カウボーイズはとりわけディフェンス面の需要が高く、ピッツや他の選手をトレードで獲得するために必要となる大量の指名権を手放すことはないだろう。
ジョーンズはピッツとプレスコット、シーディー・ラム、アマリ・クーパー、マイケル・ガラップなどのコンビを夢見ることはできる。とはいえ、現実として、カウボーイズはドラフトでトップの守備選手を獲得する可能性が高い。
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