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ワクチン接種済み選手に対するCOVID-19プロトコルを変更

2021年04月24日(土) 19:17

【NFL】

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが入手したメモによると、NFLは現地23日(金)、NFL選手会(NFLPA)との合意に基づき、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンを接種した選手のCOVID-19プロトコルを変更した旨、各チームに伝えたという。

これによりワクチンを接種した選手は毎日ではなく週に一度の検査が必要となり、“ハイリスクな濃厚接触者”と認定された場合も隔離の必要はなく、移動後の“入場”検査を受ける必要もなくなる。

今回のCOVID-19プロトコルの変更はリーグの医科学専門家の助言を受けたものであり、ワクチンを完全接種した人が感染するリスクが減少することを示している。

リーグではワクチン接種に関する教育と提言の実施を最優先としている。

メモの一部には「すべてのクラブはスタッフおよび選手、その家族がワクチンを接種できるように、利用可能なワクチンに関する教育活動を継続すべきである。各クラブは“ワクチン接種の日”を設けたり、その他のプログラムを実施したりすることで簡単かつ便利にワクチンを入手できるようにすること。また、リーグはNFLとNFLPAの合同委員会と協力し、選手、スタッフ、その家族にワクチンの利点を伝える付随の教育資料を展開していく。全クラブがこの取組に参加している」と書かれている。

このメモによると、すでに14のクラブがワクチン接種イベントを開催しているとのこと。

ただし、ワクチン接種が完全に終了した選手、その他のスタッフやコーチ陣も、チーム施設内では引き続きマスクとトラッキング装置の着用が義務付けられる。

23日に配られたメモは、4月13日にもたらされたリーグのお知らせに続くもの。13日には各クラブに対し、ティア1とティア2に属する従業員(選手を除く)は「医療上もしくは宗教上の理由でワクチンを接種できない場合を除き、ワクチンを接種することが望ましい」と通達された。

今後、リーグとNFLPAはクラブ施設内でのワクチン接種レベルが上がるに伴い、プロトコルをさらに修正することを検討している。

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