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シーホークスが元1巡目指名選手のDLエンケンディチと契約

2021年04月30日(金) 12:49

ロバート・エンケンディチ【AP Photo/Mike Roemer】

かつてドラフト1巡目で指名されながらも失速した選手が、NFLで3度目のチャンスをつかんだ。

シアトル・シーホークスがディフェンシブタックル(DT)ロバート・エンケンディチと契約したことを現地29日(木)に発表している。

2016年ドラフトでハイレベルな守備選手の一人と目されていたエンケンディチだが、フィールド外の問題によって指名順が下がり、全体29位でアリゾナ・カーディナルスから指名を受けるに至っている。カーディナルスではインパクトを残すことができず、3シーズンで27試合に出場してタックル44回、サック4.5回を記録するにとどまった。

3年目が終わった後、カーディナルスは5年目オプションの行使を拒否。それから2カ月半後、エンケンディチは負傷を抱えた状態でウェイバーにかけられた。2019年はマイアミ・ドルフィンズと1年契約を結び、2試合に出場するも、2週間の出場停止処分を科されたのを受けてそれを消化する前に再びウェイバーにかけられている。

ヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルはトラブルを抱えた、もしくは期待に応えられていない選手にシアトルでもう一度チャンスを与えるのをためらわないことを証明してきた。同じことをワイドレシーバー(WR)ジョシュ・ゴードンやアントニオ・ブラウンでやってきたのがキャロルHCであり、ブラウンについてはタンパベイ・バッカニアーズとの契約にこぎつけている。

キャロルHCとジェネラルマネジャー(GM)ジョン・シュナイダーはかつて見せていた計り知れないポテンシャルを花開かせるべく、エンケンディチにもう一度チャンスを与えた。

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