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ジェッツが全体34位で指名したのはWRエライジャ・ムーア

2021年05月01日(土) 11:33

モニターに映ったエライジャ・ムーア【AP Photo/Tony Dejak】

ニューヨーク・ジェッツは2021年NFLドラフト1巡目に2回のピックでオフェンスプレーヤーを指名した。

ドラフト2日目を迎えた現地30日(金)、ジェネラルマネジャー(GM)のジョー・ダグラスはルーキークオーターバック(QB)を支えるための資産を蓄え続けた。

ジェッツが全体34位で指名したのはワイドレシーバー(WR)エライジャ・ムーアだ。

多くが1巡目指名の可能性があると見ていたレシーバーに価値を見いだしたジェッツ。身長175cmのムーアは40ヤード走で4.35秒を記録したアスレチックなスピードスターだ。

強力な手とラン・アフター・キャッチの能力を備えた正確なルートランナーであり、体格に似合わず、ミドルへの突進を恐れないホームランヒッターのムーアはバックフィールドに並ぶこともディープに攻めることもできる機動性に優れたチェスピースのような選手である。

ダグラスGMは1巡目と2巡目に有していた5つの指名権すべてをオフェンスに使用するなど、ギャンググリーンのオフェンスを改革し続けている。

今オフシーズンにWRコーリー・デイビスと契約し、2巡目でムーアとデンゼル・ミムスを獲得したことで攻撃力を強化。ミムスとデイビスがアウトサイドに控える一方で、ムーアはスロットからのプレーメーキングの可能性を秘めている。

ドラフトでムーアが指名されたことにより、今季に1,000万ドル(約11億円)の支払いが予定されているベテランのジェイミソン・クラウダーに引導を渡すことになるかもしれない。

ジェッツは全体2位でザック・ウィルソンを指名することを想定してQBサム・ダーノルドをトレードに出した。ダグラスGMは新人のシングルコーラーに成功のチャンスを与えるべく、多額を投じている。

【C】