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2021年のクオーターバック指名はドラフト史上最多8名

2021年05月02日(日) 01:00

NFLコミッショナーのロジャー・グッデル【AP Photo/Tony Dejak】

NFLはクオーターバックのリーグだと言われる。それはウソではない。

2021年NFLドラフトはドラフトが始まって以降、連続してクオーターバックの指名が続いた記録を打ち立てたわけではなく、1巡目の1位から3位までは司令塔の指名が続いたものの、予想されていた4人や5人の連続指名があったわけではないが、今年のセレクションでは歴史が築かれている。

2021年ドラフトの3巡目までに8名のクオーターバックが指名されており、『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、これはNFLドラフト史上最多なのだという。

これまでに指名を受けたクオーターバックは以下の通りだ。

全体1位:トレバー・ローレンス/ジャクソンビル・ジャガーズ
全体2位:ザック・ウィルソン/ニューヨーク・ジェッツ
全体3位:トレイ・ランス/サンフランシスコ・49ers
全体11位:ジャスティン・フィールズ/シカゴ・ベアーズ
全体15位:マック・ジョーンズ/ニューイングランド・ペイトリオッツ
全体64位:カイル・トラスク/タンパベイ・バッカニアーズ
全体66位:ケレン・モンド/ミネソタ・バイキングス
全体67位:デイビス・ミルズ/ヒューストン・テキサンズ

2020年と比較すると、昨年は序盤の2日間でわずか5名のクオーターバックしか指名されていない。

3巡目までのクオーターバック指名はこれまでの記録が7名。最近ではアンドリュー・ラック、ロバート・グリフィン三世、ラッセル・ウィルソンらがドラフトされた2012年がそうだ。

ローレンスとウィルソンについては即座の活躍が期待されているが、ランス、フィールズ、ジョーンズは2021年シーズンの開幕時にはベテラン勢の後塵を拝することが予想されており、トラスク、モンド、ミルズは今のところバックアップの役割を担うことになるだろう。

クオーターバックの指名は3日目も続くかもしれない。ドラフト候補として残っている顔ぶれはサム・エリンガー、ジェイミー・ニューマン、フェレイペ・フランクスがいる。

【C】