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テキサンズ、今年のドラフト最初の指名はQBミルズ

2021年05月01日(土) 21:20

スタンフォード大学のデイビス・ミルズ【NFL】

ヒューストン・テキサンズにおけるデショーン・ワトソンの今後が疑問視される中、テキサンズは当然ながら2021年NFLドラフトの最初の指名権を試合の最も重要なポジションに投じた。

テキサンズが3巡目全体67位で指名したのはスタンフォード大学のクオーターバック(QB)デイビス・ミルズだ。

テキサンズはオフェンシブタックル(OT)レアミー・タンシルを獲得するため、1巡目と2巡目の指名権をトレードで手放した。

QBワトソンは現在、性的暴行や不正行為の容疑で22件の民事訴訟を抱えており、ヒューストン警察は去る4月2日、ワトソンに対する告発を受けて調査を開始したと公表。NFLもこの疑惑について調査を進めている。

テキサンズのジェネラルマネジャー(GM)を務めるニック・カゼリオは先月16日に開かれたドラフト前の記者会見で「われわれは法的なプロセスを尊重しているということ以外に何も申し上げることはない。われわれは今現在に集中しており、オフシーズンプログラムやドラフトに向けた準備に焦点を当てている」と語っていた。

ワトソンの法的問題が起きる以前にはチームとの関係が悪化し、ワトソンからはトレードが要請されていた。

テキサンズがワトソンと袂を分かつ場合、ミルズが将来のQBとなる可能性があり、フリーエージェント(FA)で加入したタイロッド・テイラーに合流する。

今回のミルズ指名についてカゼリオGMは金曜日、「チーム作りの一環だ」と主張している。

「何か特定の要因があったわけでないし、特定の事情が関係していると言うつもりはない。67番目に指名するにあたり、その時点でチームにとって最善の決断だと考えた。これが誰かに影響するといったことはない。繰り返すが、われわれの全体的な哲学はできるだけ多くの競争を生み出すことであり、それはこれからも変わらない」

【C】