今はカズンズがQBであることに疑念はないとバイキングスGMスピールマン
2021年05月06日(木) 11:52ミネソタ・バイキングスは3巡目指名権を使用してテキサスA&M大学のクオーターバック(QB)ケレン・モンドを選択した。この動きは短期的に見てQBカーク・カズンズの職を脅かすものではない。
バイキングスのジェネラルマネジャー(GM)であるリック・スピールマンは『Mad Dog Sports Radio(マッド・ドッグ・スポーツ・ラジオ)』に対し、この動きは単純にチームのドラフト候補生の評価順に従っただけであり、ミネソタで成長していける選手を選んだのだと説明した。
「今のところ、カーク・カズンズがわれわれのQBであることに何の疑問もない」とスピールマンは現地4日(火)に語っている。
「他のすべてと同じように、われわれがやろうとしているのは、指名が進んでいくにつれて自分たちのリストに残っている中で最高の選手を獲得することだ。3巡目でわれわれが彼を獲得可能だったとき、ケレン(モンド)はその点で間違いなくあてはまっていた。次の朝にカークと彼のエージェントに電話した。われわれは今のところカークの背後で競争を起こしたいと思っている。われわれにはネイト・スタンリーとジェイク・ブローニングという2人の実に若く才能ある選手がいるが、そこにケレン・モンドを追加することで、われわれのコーチたちは彼と共に働くことにとてもエキサイトしている。だから、どうなるか見てみよう。彼がどのくらい早く成長するかを見てみよう。だが、われわれの現時点のフォーカスはデプスを十分なものにし、シーズンを迎えるにあたり若く才能ある選手が十分に成長することだ」
カズンズは2022年にサラリーキャップ上で4,500万ドル(約49億2,000万円)をカウントし、カットされた場合はそのすべてがデッドマネーになる。
バイキングスはオハイオ州立大学のQBジャスティン・フィールズを獲得すべく動くと見られていたが、フィールズは全体11位にトレードアップしたシカゴ・ベアーズによって指名された。モンドの選択に加え、1巡目でのQB指名に関心を持っていたということは、バイキングスがいずれ来るカズンズ時代の終わりに備えていたことを意味する。
ただ、今のところはまだカズンズが主演だ。
「カークは彼がわれわれのQBだと知っている」とスピールマンはモンドを指名した後のカズンズとの会話について語った。
「彼のエージェントは、彼がわれわれのQBだと知っている。私はただ彼に、われわれがともに働きたい選手がこの選手であり、もう言ったように、他の多くのポジションと同様、君の後ろで競争を起こしたかったのだと話した」
大方の予想では、モンドがNFLのショーに出演するには少し下積みが必要だ。その頃には、バイキングスがカズンズに別れを告げる準備ができているだろう。
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