NFLはアメリカ人のワクチン接種に対する意識を高め、接種を受けることを奨励するための取り組みを続けている。現地5日（水）、その一環としてリーグは2022年2月にロサンゼルスのSoFiスタジアムで開催される第56回スーパーボウルのチケットを無料で50枚提供することを発表した。

ホワイトハウスの新型コロナウイルス感染症（COVID-19）対策チームおよび貧困撲滅に取り組む“Global Citizen（グローバル・シチズン）”と連携しながら進めているスーパーボウルのプロモーションでは、ワクチンを受けた理由、または近々受ける予定の理由についての個人的なストーリーを共有したファンに、スーパーボウルのペアチケットが当たるチャンスが与えられる。このキャンペーンは、国の復興と正常な状態への復帰を支援するためのリーグの対応として、最新の動きだ。

スーパーボウルのチケットの当選方法に関する詳細は現地8日（土）の夜にグローバル・シチズンが主催するライブコンサートの中で発表される。このイベントはワクチン接種に対する公平性を支持するため、さまざまなアーティストやタレント、そしてバイデン大統領をはじめとする世界のリーダーたちが参加。特別番組として東部時間20時から『ABC』、『CBS』、『FOX』などの複数プラットフォームで全米に放映され、SoFiスタジアムで開催される。

1月以降、NFLの21のスタジアムや施設で300万回以上のワクチン接種が実施されてきた。さらに、NFLは今年後半にワクチンを接種したファンには公式オンラインショップでの購入時に25％の割引を提供する予定だ。詳細は追って告知される。

NFLは以前にもタンパで開催された第55回スーパーボウルに、ワクチンを接種した医療従事者7,500人をリーグのゲストとして招待し、パンデミック下における彼らの絶えることのない献身的な働きに感謝し、敬意を表した。この活動により、ワクチン接種や適切な健康管理の重要性も訴えた。

上述のコンサートイベントではサセックス公爵と公爵夫人であるハリー王子とメーガン妃がキャンペーンの会長を務める。マルチプラチナレコーディングアーティスト、女優、プロデューサーであるセレーナ・ゴメスが司会を務める特別ライブ番組では、ジェニファー・ロペス、エディ・ヴェダー、フー・ファイターズ、J・バルヴィン、H.E.R.などの音楽パフォーマンスが披露される。また、ベン・アフレック、クリッシー・テイゲン、デイヴィッド・レターマン、ゲイル・キング、ジミー・キンメル、ノムザモ・ムバサ、オリヴィア・マン、ショーン・ペンなど、世界各国の特別ゲストがワクチンの公平性の大切さについて語る予定となっている。

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