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ライオンズのラグナウが2026年までの契約延長でNFL最高額のCに

2021年05月07日(金) 01:20


デトロイト・ライオンズのフランク・ラグナウ【Aaron M. Sprecher via AP】

敵を痛めつけるオフェンシブラインを作ろうというデトロイト・ライオンズの取り組みは続いている。

ライオンズはセンター(C)フランク・ラグナウと4年間の契約延長に合意し、彼をNFL最高額のCにしたと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報告している。

ラグナウの契約は1年につき1,350万ドル(約14億7,000万円)に相当するという。これはオフシーズン中にロサンゼルス・チャージャーズとコリー・リンスリーが結んだ、1年につき1,250万ドル(約13億6,000万円)の5年契約を上回る金額だ。ラグナウはさらに、契約によって2,550万ドル(約27億8,000万円)を保証され、保証額の合計は4,200万ドル(約45億9,000万円)に上るとNFLネットワークのマイク・ガラフォロは伝えている。

NFL最高額のCとなったラグナウは、合計7,000万ドル(約76億4,000万円)で2026年まで契約下にあることになる。2018年の1巡目指名はライオンズが5年目オプションを行使したことで、まだ2シーズンの契約が残っていた。

先週のドラフトでオフェンシブタックル(OT)ペネイ・スウェルを全体7位で指名したライオンズは、ラグナウとテイラー・デッカー(2016年)を含め、3人の1巡目指名をオフェンシブラインに持つことになる。昨年、ラグナウとデッカーと契約を延長した彼らはチームの強さが吸い上げられないよう念を入れている。

NFLドラフトを終えたライオンズのジェネラルマネジャー(GM)ブラッド・ホームズは、次の仕事はラグナウを長期的に確保することだと述べていた。それをやり遂げるのに1週間もかからなかったことになる。

「彼のことは長期的なピースだと考えており、基礎を成すピースだ。フランクは正しくゲームをプレーする男だからね」とホームズは述べていた。「彼はわれわれが探し求める全てを持っている」

ライオンズの新たな首脳陣にとって、ラグナウとの契約延長は簡単な決断だった。17日(月)に25歳の誕生日を迎える彼は道を切り開けるファイターであり、パスプロテクションで突出している。昨シーズン、『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』はラグナウをNFLで2番目のCと評価しており、唯一前にいるのはリンスリーだけだ。ラグナウが突破を許したプレッシャーはわずか9回に過ぎない。

フィジカルな功績だけでなく、彼はオフェンシブラインの顧問でもあり、元QBマシュー・スタッフォードをプロテクションやシフトで援助した。当面の間のCを確保したことで、ジャレッド・ゴフはもちろんのこと、デトロイトでスナップを受ける全QBが恩恵を受けることになる。殊に、未来の若手フランチャイズQBにとっては心強いはずだ。

身長196cmのラグナウは昨シーズン、第13週の試合中、第1クオーターで喉を骨折しながらも最後まで戦い抜き、そのタフさを示した。本当に、喉を骨折しながらプレーを続けたのだ。次の2試合は念のために欠場したが、復帰して第17週にシーズンを締めくくった。

それから5カ月足らずで、ラグナウはNFL最高額のCに出世した。

【M】