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カーディナルスがLBヒックスにトレード追及を許可

2021年05月13日(木) 13:46


アリゾナ・カーディナルスのジョーダン・ヒックス【AP Photo/Rick Scuteri】

アリゾナ・カーディナルスが2021年NFLドラフトでラインバッカー(LB)ゼイベン・コリンズを指名した影響が守備陣に生じている。

コリンズがカーディナルス守備陣のミドルで“マイク”ラインバッカーの役割を担うことが見込まれる中、元先発LBのジョーダン・ヒックスがトレードで新たなホームを探す許可を受けた。現地12日(水)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが状況を知る人物の話を元に報じている。

ヒックスはチームにとどまるために、以前に300万ドル(約3億3,000万円)のペイカットを受け入れていた。

ラポポートはさらに、28歳のヒックスがベテランとしてコリンズの後ろでアリゾナにとどまる可能性もあるものの、チームはまずヒックスがマーケットに自分の価値を問うことを許容したと述べている。

ヒックスは4シーズンをフィラデルフィア・イーグルスで過ごした後、2019年にカーディナルスに加入した。過去2シーズンはすべての試合に先発し、タックル268回、インターセプト4回、サック1.5回を記録。しかしながら昨年は苦戦し、タックル14回をミスしたほか、カバレージについた中でキャッチ41回(ターゲット57回)を許した。

カーディナルスはコリンズの存在がこのポジションのアップグレードになると考えているようだ。

ヒックスは2021年に200万ドル(約2億2,000万円)のベースサラリーと100万ドル(約1億1,000万円)のロースターボーナス、プレー時間に対するインセンティブ200万ドルを受け取ることになっていた。ベテランを必要としているチームであれば、ヒックスは選択肢に入ってくるだろう。オフシーズンカレンダー上のタイミングを考えるに、ヒックスのマーケットは、特にけがの出る可能性を踏まえ、今後の方が良くなる可能性がある。多くのコーチングスタッフやジェネラルマネジャー(GM)は今の段階では若手がどういった力を持っているかを確認したいものであり、ベテランに目を向けるのはその後のことだ。

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