自分の才能を信じるライオンズTEホッケンソン
2021年05月13日(木) 15:02デトロイト・ライオンズはレシーバー陣の層がNFLでも最も薄いチームの一つだ。そのメンバーはタイレル・ウイリアムスを筆頭にブレシャド・ペリマン、クインテズ・シーフス、カリフ・レイモンドに加え、ルーキーのアモン ラ・セント・ブラウンとなっている。
それに加え、800ヤードを超えたシーズンは合わせて一度しかない(2016年のウイリアムス)。このユニットの中で最も成績を残していたウイリアムスは、2020年シーズンのすべてを逃していた。
ライオンズが生産性の高いワイドアウトの代わりとなる立場にケニー・ゴラデイやマービン・ジョーンズを据えなかったことで、最も恩恵を得ることになるのがタイトエンド(TE)T.J.ホッケンソンだ。プロ3年目のホッケンソンは2021年にクオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフの主力ターゲットになるだろう。
ホッケンソンは『ESPN』のエリック・ウッドヤードに対し、挑戦への構えはできていると話した。
「自分にできる限りのベストプレーヤーになれるよう準備しているし、自分の能力は高いと分かっている」とホッケンソンは言う。
「俺はこのリーグの他の選手がやっていることを自分もできると分かっているし、自分自身をただそれに向けて準備するだけだ。そうなるかもしれないし、ならないかもしれないけれど、とにかく自分にできるベストのこと、デトロイトが俺に望む最高のことに向けて準備する。信じてくれ、俺自身が誰よりも自分を批判している」
「他のことはミュートして、自分にできることをやろうと頑張っている。俺にできるのはそれだけだ。今年の俺に期待されていることは新しいメンバーやドラフトで入ってくる選手たち、それにゴフと一緒に働き、自分にできると分かっている自分になることだけ。それは俺にとってエキサイティングだし、俺たちが一緒に取り組んでいることだと思う」
2019年ドラフトの全体8位でNFL入りしたホッケンソンには高い期待がかかっていた。最初の試合ではキャッチ8回、131ヤード、タッチダウン1回をマークしている。残念ながら、その後のルーキーシーズンはプロにやってきた多くのTEと同じように苦戦を強いられた。
しかしながら、2年目には本来のポテンシャルを発揮。ホッケンソンはターゲット101回中キャッチ67回、723ヤード、タッチダウン6回という数字で2020年を終えた。
23歳のホッケンソンには3年目にさらなる飛躍を遂げることが期待される。WR陣に残る疑問や、自分自身の才能といった状況が合わさって、ホッケンソンは2021年にキャリアイヤーを過ごすかもしれない。
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