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バッカニアーズWRブラウンのひざの手術が完了、健康状態に懸念なし

2021年05月20日(木) 08:28


タンパベイ・バッカニアーズのアントニオ・ブラウン【AP Photo/Chris O'Meara】

アントニオ・ブラウンの2020年シーズンは自分が所属するチームであるタンパベイ・バッカニアーズがスーパーボウルを制するという栄光のうちに幕を閉じた。

2021年シーズンの始まりは、その前のシーズンより良いものになりそうだ。ブラウンが現地18日(火)にひざの手術を受け、無事に終わったと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが水曜日に伝えている。基本的にはひざのクリーンアップのための手術であり、2020年にブラウンのパフォーマンスに影響を与えたいくつかの問題を解消するものとのことだ。

ブラウンはオフシーズン中にバッカニアーズにとどまる新契約を結んだものの、この契約はまだ正式なものとなっていない。『The Pewter Report Podcast(ピューター・レポート・ポッドキャスト)』に出演したブルース・エリアンスHC(ヘッドコーチ)は、まずはブラウンが身体検査にパスする必要があると説明している。ラポポートはブラウンがフットボールの活動に戻るまでは数週間の回復期間を要すると伝えた。

バッカニアーズのジェネラルマネジャー(GM)であるジェイソン・リヒトは『JoeBucsFan.com』のイラ・カウフマンに、2021年シーズン開幕にあたってブラウンのステータスについては心配していないとし、ブラウンが契約下に置かれるのは単純に時間の問題だと述べている。

「いや、心配していない。とにかく彼がいるというのがプランだ。彼は月曜日に契約しにくるんじゃないかな」とリヒトは話した。

かつてはリーグでも最高のワイドアウトの一人と見られていたブラウンは、数々のフィールド外の問題に直面してきた。2019年に1試合のみに出場した後、2020年には層の厚いレシーバー陣の優れた第3の選択肢としてバッカニアーズに加入。ブラウンはレギュラーシーズンの8試合でキャッチ45回、483ヤード、タッチダウン4回、ポストシーズンにキャッチ8回、81ヤード、タッチダウン2回を記録した。ポストシーズンのタッチダウンのうち1回は第55回スーパーボウルで決めたものだ。

32歳のブラウンはNFLキャリアの後半に入っている。しかし、バッカニアーズではオプション的な状況を手にし、ナンバー1ターゲットになる必要がないのと同時にこの競技の歴史でも最も卓越したクオーターバック(QB)――トム・ブレイディ――からパスを受けることができる。バッカニアーズはブラウンの帰還を望んでおり、チームに戻る意義は大きい。

エリアンスHCが言うように、チーム帰還こそブラウンとバッカニアーズが求めることだ。ひざの手術が終わり、あとは復帰が正式になるのを待つばかりとなった。

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