タイトエンド転向のティーボウがジャガーズとの契約に調印
2021年05月21日(金) 00:19ティム・ティーボウがジャクソンビル・ジャガーズと契約してタイトエンド(TE)としてプレーするとの報道に対する世間の反応は、ジャガーズを冷静にさせるものではなかったようだ。ティーボウが正式にジャガーズの一員になることが分かった。
クオーターバック(QB)からタイトエンドに転向したティーボウが現地20日(木)朝に契約書に調印したとチームが発表。オフシーズンのワークアウトに励むチームメイトに合流する予定だという。
ティーボウは声明の中で「このチームの一員となり、競争するチャンスを与えてくれたジャガーズには感謝している。チャレンジであることは分かっているけれど、自分が受け入れている挑戦だ。コーチングスタッフの指示を受けながら、チームメイトから学ぶことに専念する。この新しい旅路を進むにあたり、みんなのサポートに感謝している」とコメントしている。
ジャガーズは月曜日にOTAのワークアウトを正式にスタートさせる。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロは先週、ジャガーズがドラフト前のワークアウトを経て、ティーボウとタイトエンドとして契約する意向だと報じていた。この報道を受けて「本気?」といった声から「時間の問題だと思っていた」といった声まで、さまざまな反応が飛び交った。
数年前にティーボウがNFLから離脱する前に多くのチームがそうしたように、新たなポジションでロースター入りを果たすには長い道のりが待つ選手のために、ジャガーズが“気晴らし”する価値はないと判断する可能性はあった。それでも、彼らは前に進むことを選んだ。
おそらく、NFLで唯一、ティーボウにチャンスを与えようとしている人物であろうヘッドコーチ(HC)アーバン・マイヤーは、NFLネットワークが契約調印の可能性を報じた直後、「契約はしていない」としながらも、ティーボウの転向を高く評価していた。
選手たちがオフシーズンのワークアウトでフィールドに出れば、チームメイトはティーボウがハングアップできるかどうかをすぐに知ることができるだろう。そうなれば、ジャガーズの次なる決断も明確になると言えよう。
今のところ、ジャガーズもマイヤーHCも、ティーボウの能力を見守るつもりだ。
そして、フットボール界の他の人々もまた、動向に注目しているだろう。
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