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すでに“ペイトリオッツ流”に染まるTEヘンリー

2021年05月31日(月) 09:35

ニューイングランド・ペイトリオッツのハンター・ヘンリー【AP Photo/Steven Senne】

“ペイトリオッツ流”の存在を認識する者たちがいれば、それを貫く者たちがいる。

タイトエンド(TE)ハンター・ヘンリーは後者にあたる選手だ。

26歳のTEはまだニューイングランド・ペイトリオッツの選手として試合をしたことはないが、これからそういったシーズンが始まるのにあたり、ヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックやそのスタッフの下でこれまでに学んできた経験からすでに言えることはたくさんあるという。

『Masslive.com』によれば、ヘンリーは先週に「俺はこのカルチャーを満喫している。俺に本当に合っていると思うし、その中に身を置き、ペイトリオッツの一人であるだけで、そして、それが何を意味するのかということだけでエキサイトしている」と語ったとのことだ。

ロサンゼルス・チャージャーズで実りある4シーズンを過ごした後――2018年は負傷のためすべて欠場――、元2巡目指名選手であるヘンリーは多くの攻撃陣の新規加入メンバーの一人としてフォックスボローにやってきた。他に加わった選手としてはTEジョンヌ・スミスやワイドレシーバー(WR)ネルソン・アグホロー、新人クオーターバック(QB)マック・ジョーンズらがいる。TE2人を起用して成功を収めてきたチームの経緯を踏まえれば、ヘンリーとスミスは攻撃コーディネーター(OC)ジョシュ・マクダニエルズのスキーム下できわめて重要な役割を担うと見られる。

一部の人々にとって、ヘンリーのコメントは過ぎ去った時代の象徴にも思えただろう。特に、2020年シーズンを通してペイトリオッツが苦戦し、7勝9敗に終わってベリチック時代でわずか3度目のポストシーズン圏外で敗退した今となっては。

しかし、昨年の苦戦を踏まえても、ペイトリオッツのオーラはなおもNFLとその周辺で最も良く知られ、最も敬意を払われているものの一つだ。ヘンリーのようにシステムを受け入れる選手たちは、間違いなく2021年にフィールド上で態勢を整える上で助けになるだろう。

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