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期待に見合う活躍が求められるファルコンズTEハースト

2021年06月04日(金) 23:43

アトランタ・ファルコンズのヘイデン・ハースト【NFL】

アトランタ・ファルコンズはタイトエンド(TE)ヘイデン・ハーストの5年目オプションを行使せず、今年のドラフトでは全体4位という上位でカイル・ピッツを指名した。27歳のハーストはドラフト1巡目指名を受けたステータスに見合う活躍を求められるプレッシャーの中で契約年に突入する。

『Atlanta Journal-Constitution(アトランタ・ジャーナル・コンスティテューション)』に対し、ハーストは「当然、今年は使命感を持っている。もう少しハードにプレーしないといけない理由がいろいろとあるからね」と語っている。

昨シーズン、ファルコンズの一番手TEとして、ハーストはパスキャッチ56回、571ヤード、タッチダウン6回をマークした。ボルティモア・レイブンズから全体25位で指名されてNFL入りして以降、3シーズンにわたってキャリアハイを更新してきたが、2020年は期待を下回る結果に終わった。

「今年は自分にとって大きな1年になる」と話すハーストは「当然、年末にはフリーエージェントだ。自分の優先順位は分かっているし、今年に何をすべきかも分かっている」と続けている。

ファルコンズはタイトエンドのアップグレードを優先し、タイトエンドとしてはNFL史上最高位でピッツを指名した。加えて、バッファロー・ビルズからはTEリー・スミスをトレードで獲得してもいる。

ハーストはピッツの加入をメリットとして考えているようで、自らの能力を発揮する上で影響はないと主張。

「俺たちがやろうとしていることの多くは複数のタイトエンド(フォーメーション)を使ったものだと思っている。(ピッツが選ばれたのは)いいことだと思った。彼がフィールドに出れば多くの注目を集めることになるだろう。だから、全体としてみんなの助けになるはずだ」

新ヘッドコーチ(HC)に就任したアーサー・スミスはテネシー・タイタンズ時代に2つのタイトエンドセットを自由に生かしており、ハーストとピッツがともにフィールドに立つ可能性はある。特に、ファルコンズがフリオ・ジョーンズをトレードすることになれば、その可能性は高いと言えよう。スミスHCが自分の才能を適切に伸ばしてくれる初めてのヘッドコーチだと考えるハーストは次のようにコメントしている。

「最高のオフェンスだと思う。4年目にしてようやく、縦方向を活用できるようになった。大学時代はこれでうまくやれていたし、やっと攻撃コーディネーターがそれを分かってくれるようになるから、今年はそれを生かしていきたいと思っている」

ハーストはそのスピードとYACの能力でドラフト1巡目指名を受けた。しかしながら、これまでのところハーストの活躍は予想を下回っている。来シーズンのオープン市場に出る前に、スミスHCのオフェンスですべてをうまく機能させる必要がある。

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