QBタゴヴァイロアのプレーブック発言を軽視するドルフィンズHC
2021年06月05日(土) 01:12マイアミ・ドルフィンズのクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアは先週、ルーキーシーズンにプレーブックを「ちゃんと理解していたとは言えない」と明かして話題になった。
この告白は波紋を呼んだものの、ブライアン・フローレスHC(ヘッドコーチ)は現地4日(金)、タゴヴァイロアの発言は当時と現在の理解度を比較しているのだと強調し、この問題を退けた。
『South Florida Sun-Sentinel(サウス・フロリダ・サンセンティネル)』に「正直、私は単に彼が昨年と今の状況を比較しているのだと思っている。それは理解できる」と語ったフローレスHCは、「今の彼と1年前の彼とを比較しているだけで、振り返っているにすぎないと思っている。それに、それ自体はいいことだ。この時期は振り返りが大事だからね。半年前の自分と今の自分を比べるのはいいこと」と続けている。
また、『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ジアルディによると、フローレスHCは自らのコーチングの進化に例え、「初めてポジションコーチになったとき、次のシーズンに臨むにあたって、“昨年はもっとがんばるべきだった。今はもっとうまくなっている”と思ったことを覚えている。われわれは誰しも、彼がどの状態から来たかを理解しているはずだ」と述べたという。
ドルフィンズはこのオフシーズン、フリーエージェント(FA)だったワイドレシーバー(WR)ウィル・フラーと契約し、ドラフトでは1巡目指名権を使ってWRジェイレン・ワドルを、2巡目にはタイトエンド(TE)ハンター・ロングを獲得している。これは昨年、QBジョシュ・アレンをMVP級に成長させるためにバッファロー・ビルズがピースを追加したのと全く同じだ。
ドルフィンズはタゴヴァイロアが浮き沈みのあったルーキーシーズンを乗り越えることを期待している。新しいプレーブックをより良く理解し、チームメイトと足並みをそろえることは組織の信頼が正しいことを証明する最初のステップになるだろう。
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