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ジャガーズが数百万ドルをかけたダウンタウン開発プロジェクトを発表

2021年06月05日(土) 02:34


ジャクソンビル・ジャガーズ【NFL】

デュバル郡に新しい時代の夜明けが近づく中、ジャクソンビル・ジャガーズがTIAAバンク・フィールドを含めた広大なリノベーション計画を発表した。

提携する不動産開発企業『Iguana Investments(イグアナ・インベストメンツ)』のサポートを得て、ジャガーズは現地3日(木)、ダウンタウン地域とチーム施設の向上を目的として、数百万ドルをかけた2つのフェーズにわたる開発プロジェクトの中身を明らかにした。

4億4,100万ドル(約483億円)のコストが想定されるフェーズ1では、独立したフットボール施設、フォーシーズンズホテルと住宅、クラスAのオフィスビルの建設と、市所有のマリーナとパブリックスペースの設置が特徴となる。フェーズ2では整形外科スポーツ医学複合施設の設立が構想に含まれており、こちらのコストは明らかにされていない。

「私の目標は、ダウンタウン・ジャクソンビルをアメリカ国内や他の各都市の羨望(せんぼう)の的となるような存在にすることだ。それを達成できない理由は私には見当たらない」とジャガーズのオーナー、シャド・カーンは声明で述べた。「われわれには世界の目を集めながら、同時にコミュニティーとジャクソンビルをホームとする人々のニーズを満たしつつ、ダウンタウン・ジャクソンビルをよみがえらせることができる地元のリーダーシップ、スピリットとコミットメントがあると確信している」

以前、新ヘッドコーチ(HC)のアーバン・マイヤーが強い意欲を見せた新パフォーマンスセンターは2023年夏にオープンが予定されており、チームはスタジアムをさらに改装することで、選手、スタッフとファンにより優れた経験を提供できるようになる。

クラブによると、案にある12万5,000平方フィートの施設には、“ロッカールーム、チームとポジションのミーティングルーム、トレーニングとリカバリーエリア、医療サポート施設、最新鋭のウエートルーム、ダイニング施設、コーチとスカウト陣のオフィス、ドラフトルームとパブリックミーティング用のスペース”が含まれるという。“加えて、フルサイズの芝生敷きの練習フィールドが2つとフルサイズのインドア練習フィールドが設置される”とのことだ。

長期リース契約にサインするとともに、クラブはコストの50%を分担することになり、推定額は6,000万ドル(約65億7,000万円)とされている。

「シャドはわれわれの未来に大きな賭けをしようとしている」とジャガーズの会長マーク・ランピングは述べた。「つまり、これは大きな計画だ。共に力を合わせることによって、実現することができる」

「ジャクソンビルの町とジャガーズにとって変革の時」

【M】