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1回目のワクチン未接種の場合、複数のアシスタントコーチが第1層の資格を失う恐れも

2021年06月06日(日) 02:00

NFLロゴ【Ric Tapia via AP】

少なくとも4つのNFLチームに属する複数のアシスタントコーチが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種を拒否しており、彼らが来週末までに1回目の接種を受けなかった場合は、第1層のステータスを失うことになると『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが伝えている。

第1層のステータスを失うと、そのコーチたちはフィールド、ミーティングルームへの立ち入りを禁じられ、選手たちとの直接的な対話もできなくなるとペリセロは付け加えた。

チーム側には彼らのアクセスを制限することを検討するよう助言されているが、NFLはワクチン非接種の個人が有効な医学的理由または宗教的理由を提示するならば、第1/2層のステータスを保つことを認めている。この最新の状況によって、大半のコーチたちは2つの選択肢のうちどちらかを選ばねばならなくなった。ワクチンを接種するか、シーズンをフィールド外のオフィスで過ごすかだ。

NFL選手たちのワクチン接種率はリーグ全体のスタッフのものと比べて低いままだが、選手たちの接種は義務ではなく、対象は第1/2層のスタッフだけだという。そのため、今のところワクチン非接種の選手が接種済みのコーチと対話することは認められるが、その逆は認められない。

NFLのチーフメディカルオフィサー(CMO/医務部長)を務めるアレン・シルズ医師は先月クラブに向けて、ファイザー社製、またはモデルナ社製ワクチンを打つ予定の選手、コーチ、スタッフが7月末のトレーニングキャンプ開始までにワクチン完了済みのステータスを得るためには、6月7日(月)までに1回目のワクチンを接種する必要があると通知していた。

NFLとNFL選手会(NFLPA)は引き続き全プロトコルについて交渉を継続していく。

【M】