ACL断裂のタイタンズLBデュプリー、「可能な限り早期復帰を目指して努力している」
2021年07月01日(木) 00:22ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂したパスラッシャー、バド・デュプリーの回復のタイムテーブルは、7月末のトレーニングキャンプ開始に間に合うかどうかはっきりしていない。
デュプリーがけがをしたのは約7カ月前の昨年12月2日(水)のことだった。フリーエージェントとしてテネシー・タイタンズと契約した彼は、予想された通り、リハビリ以外のオフシーズンプログラムには参加しなかった。
現地30日(水)、『NFL Network(NFLネットワーク)』の“Good Morning Football (グッドモーニング・フットボール)”に登場したデュプリーは、シーズンスタートに間に合うように今も努力中だと語った。
「今は毎日ハードにトレーニングしているだけだ」とデュプリーは述べた。「ACLの修復、リハビリは、俺が今まで取り組んできたものの中で最も大きな進歩を見せている。毎週のように、違うレベルの進歩が見られるんだ。毎回、違うものが変わってく。俺は可能な限り早く戻れるように懸命に努力している。けど、最終的にはコーチ陣の判断だよ。彼らがいつ、俺のフィールド入りを望むのか、それと俺のけがの回復にどれだけ安心感を持てるかだ」
タイタンズはデュプリーの回復にタイムテーブルを設けようとせず、彼が第1週のアリゾナ・カーディナルス戦に間に合うかどうかも明言していない。試合日の9月12日(日)は、けがから9カ月以上が経過していることになる。
タイタンズは3月にデュプリーと5年で8,250万ドル(約91億5,000万円)の契約を交わした。最初の2年間は基本的に保証されており、彼らは回復のタイムテーブルに強気だったはずだ。28歳の彼がピッツバーグ・スティーラーズ時代の好調ぶりを取り戻せたなら、昨シーズン、パサーへのラッシュに大いに苦戦したタイタンズディフェンスにとって大きな恵みとなる。
フィールドに出たら、全てのフェーズで大暴れするつもりだとデュプリーは言う。
「パスラッシュで金をもらっているとしても、俺は前に出てサックを奪い、ランゲームでビッグプレーをしてオールラウンドなプレーヤーになる」と彼は述べた。「1つの芸しかできないパスラッシュだけのヤツにはならないぜ。エッジでのトーンセッターにもならなきゃな。ボールに群がり、ランを止め、チームメイトたちを進化させる。みんなのテンションを引き上げるんだ。それが肝心だ。そうすると周りのみんなが興奮する。それがゲームの大きな部分なんだ。特に今のゲームではな。出るからにはタフじゃなきゃいけない。くぎのようにタフになるんだ。出ていって、全ての力を出し尽くしてプレーする」
現時点で、デュプリーのフィールド復帰がいつ許可されるのかは分からない。その時が来たら、テネシーのディフェンスは喜んで、過去27試合のレギュラーシーズンゲームで19.5回のサックを記録している彼を加えることだろう。
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