ニュース

ルーキーQBマック・ジョーンズの「とてもユニークなカレッジキャリア」が成功の下地になるとジェイレン・ハーツ

2021年06月30日(水) 23:25


ロジャー・グッデルコミッショナーとマック・ジョーンズ【AP Photo/Tony Dejak】

アラバマ大学でニック・セイバンの指導を受けていたマック・ジョーンズは、先発クオーターバック(QB)の仕事を得るまで、列に並んで順番を待たねばならなかった。

ジョーンズは2年半もの間、主にサイドラインに立って、ジェイレン・ハーツとトゥア・タゴヴァイロアがクリムゾンタイドのオフェンスを率いるのを眺め、ようやくチャンスを得た。2019年にはタゴヴァイロアがけがで出られなくなった後に4試合で先発している。2020年にフルタイム先発の座を引き継ぐと、41回のタッチダウンと4,500ヤードを投げ、402回のパスのうち311回をコンプリートし、インターセプトはわずか4回だった。

現在フィラデルフィア・イーグルスの先発QBとなったハーツは、2人の選手の後ろで待ち続けたジョーンズの経験は、ニューイングランド・ペイトリオッツの司令塔としてNFLの仲間入りをする彼にとって、プロでの成功につながるものだと考えている。

「マック・ジョーンズ、彼には機会があった――学ぶためのベストな方法は見ることだと俺は思う」とハーツは『WVTM 13 Birmingham(WVTM 13バーミンガム)』のリック・カールに語った。「見て、自分の周囲に注意を払い、可能ならその時の形勢について学ぶ。そうやって知識を付けていくんだ。マックは忍耐を必要とするとてもユニークなカレッジキャリアを過ごした。それが彼にはうまくいったんだ。俺もうれしいよ。彼は俺、(そして)トゥアのやり方を見ていた。さぞかしじりじりしただろうけど、ついに自分の番が来て、そこから飛び立ったんだ。そして今は未来のための素晴らしい機会を手にしている」

コーチ陣はしばしば、若きQBは一歩下がって、炎の外から知識を吸収する学び方がベストだと主張する。ルーキーイヤーに4試合のみで先発したハーツは、サイドラインから学ぶことによって、どれほど多くのものが得られるかを身をもって知っている。

ジョーンズは初めてフルタイム先発のチャンスを与えられて輝き、アラバマ大学をカレッジフットボールプレーオフのナショナルチャンピオンに導いた。ペイトリオッツは2021年のNFLドラフトで、彼を全体15位で獲得した。

オフシーズンのワークアウトを通して明らかな成長を見せたルーキーは、7月末にトレーニングキャンプが始まれば、現職のキャム・ニュートンとのバトルに巻き込まれることになる。すぐさま先発を射止めようと、クリップボードを持って開幕を迎えることになろうと、カレッジでの経験から、突然プレッシャーのかかる場所に放り込まれても、ジョーンズならいつでも成功できるはずだ。

【M】